アビ目
order GAVIIFORMES

アビ目は全世界に5種類しかなく、その全てが日本で記録がある。
■形態
最小のアビで53cmある、大型の海鳥で、胴体は扁平かつ楕円形で、波に高い安定性を持つ。尾羽は短い。脚は胴体の後部にあり、水掻が発達しており、潜水して採餌するのに適している。雌雄同色で夏羽と冬羽の違いがある。
■生態
海洋に生息し、陸上では立つ事が出来ない。飛翔も水上で水面を必死に蹴って助走を行う。従って、氷結湖に降りた個体が、飛び立てずに保護される事がある。
■採餌
主に潜水して魚を食べる。
■分布
北大平洋、北大西洋に分布。
■分類
アビ科アビ属の1目1科1属しかない。
DNAの分析によるSibley-Ahlquist鳥類分類では、コウノトリ目に分類され、同分類で同目に含まれるペンギンとは、共通の祖先を持つ類縁関係にあることが分かって来ている。
■日本産アビ目

  • ハシジロアビ
  • ハシグロアビ

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2010.05.12