2002年北海道の旅
6.三日目 風蓮湖周辺鳥見編

「民宿風蓮」を8時半に出て、温音沼にかかる橋に行く。ここからでもタンチョウが見られるという事だった。
橋を渡った駐車場から探すと、タンチョウは対岸の遠くに1羽見られただけ。また戻って近くから見ようかとも思ったが、めんどくさくなってしまった。丁度国道を挟んだところに、何の養殖池なのか分からなかったが、池があって、スズガモとマガモがいた。

画質が悪いけどキタキツネです。

オホーツク99の所もタンチョウの見られるポイントだと聞いていたが、風蓮川河口が面白そうだったので、通り過ぎてそちらに向かう。
が、良く道順を聞いていなかったので、カーナビの地図を頼りに、兎に角川に近づくことにする。
国道から右折して開拓牧場が続く牧場地帯にはいる。北海道らしい風景だ。
電線にはノビタキとハクセキレイが多い。
途中道路をこちらに歩いてくるキタキツネに遭遇。車を止め、フロントガラス越しにデジカメを向ける。
もっと近づいてよと思っていると、こちらに気づいたためか、ぷいっと道の脇のつわの茂みに入ってしまった。う〜ん残念!

牧場の柵沿いにベニマシコの赤い姿を見つける。車を止めて、ゆっくり近づく。雄2羽、雌1羽がいる。が、なかなか寄せてくれない。雌を撮りたかったが、逃げられて、結局メスは撮れなかった。
左にサケマス養魚場に続く砂利道が見えた。
川に近くなりそうなのでそこを進むが、カーナビにはもう道はなし。
この道に入ってすぐ、左手の牧場でオオジシギが3羽飛んだ。
その先で道ばたに茶色のヒヨドリ大の鳥が、草むらにはいるのが見える。車でそのままゆっくりと近づくと、飛び出して林の中へ。腰が黄緑に見えた。
何なんだ?
行き止まりのサケマス養魚場で川に出る。河口には行けなかった。

ベニマシコ

カワアイサの群れ。

川を見ると、カワアイサの群れが急いで遠ざかる。子連れで12羽見られた。川の向こうはどこまで続くのか湿地の草地。兎に角広い。
カッコウが飛び、センダイムシクイ、コヨシキリが鳴く。それにしても「カカカッコウ」と聞こえる個体もいる。セグロカッコウ?
舗装道路に戻る途中ノビタキが沢山いたので、車を止め写真を撮る。
雌や幼鳥は低い枝に止まっているが、雄は電線に止まって、餌を探し、見つけて餌を捕まえると、幼鳥に持っていくということを繰り返していた。
時折砂利道でも餌を採っているので、車が通ったあとの砂利が動き、砂利の下にいた虫が出てくるのを狙っていたのかもしれない。

後の牧場ではオオジシギがディスプレーをし、前の林からは「キョッキョッ」とキツツキ類の鳴き声。すると晴れ間が見えて、陽が射してきた。とてもいい感じ。アオジ、ビンズイも見られる。
誰も通らない。う〜ん北海道で鳥見をしてるって感じがひしひしとする。携帯電話と車が故障したら、全くアウトだ。今どこにいるのかも良く分かっていない。
先ほど謎の鳥を見たところで、また道ばたから飛び出して林に飛び込むのが見えた。車でそのまま行くと、なんと運転席真横の木にヤマゲラが止まっていた。その距離2m。慌ててカメラを出すも遅すぎた。
再度舗装道路を風蓮湖側に進み、湖畔の集落に出るが、タンチョウの姿はなく、時間も11時近くなる。天気も良くなったので、霧多布に向かう。

夏羽の綺麗なノビタキ。

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