2002年北海道の旅
7.三日目 再度霧多布鳥見〜帰路編

霧多布岬のオオセグロカモメ。

う〜ん、根室の方は良い天気なのだが…。見えてくる霧多布の方はどんよりとしている。岬が近づいてくるとはっきりと岬の厚岸側が霧に覆われているのが分かる。根室側は晴れているのだ。
アゼチ岬には11時半には着くが、昨日よりも視界が悪い。デゴイどころか小島もろくに見えない。オオセグロカモメが霧の中から不意に姿を現す。一目だけでもエトピリカと思ってしばらく待つ。
しかし、どうしようもないので今回は断念せして、霧多布岬へと移動。
駐車場に車を止めて、せっかくならと岬の先端まで歩くことに。シマセンニュウがちょろちょろ姿を見せる。オオセグロカモメのコロニーがあり、ウミウ、シノリガモが見えた。

霧笛のスピーカーの前に立つと、その音の凄さに体が震える。長男に電話をしてその音を聞かせるが、ふ〜んてな感じ。まあ、見てもいないのに霧笛の音だけ聞かされても、どう反応して良いのか分からないは当然だ。
岬の先端へ行けば別の海鳥が見られるかもと思ったが、この霧じゃしょうがないと、あきらめて引き返す。昨日の落石と同じパターン。
そのかわり駐車場で粘ってシマセンニュウを撮る。そこで、1時を過ぎてタイムアップ!
エトピリカも、クマゲラも見られず、消化不良気味の道東探鳥となる。誰もいない駐車場に荷物を広げて、荷造りをする。この時液晶ファインダを忘れてきてしまった。西表でも落としてきたのに…。

最後に取れたシマセンニュウ。

一路釧路空港を目指す。岬を離れると良い天気。本当に霧多布の所だけ霧なのだ。途中眠くなり牧場横の木陰で15分寝る。気持ち良い!しかし先を急がねば。4時に釧路空港に着きレンタカーを返す。途中ガソリンスタンドを探すが見つからず、レンタカー屋でそう言うと、この辺ないですからと言われる。それなら、最初に満タン返しなどと言うなよ〜!
空港で遅い昼食をとる。ビールも浴びる。飛行機は東京乗り換えで、航空会社が違うのでいったん荷物を取って、再度チェックイン。羽田でも待ち時間はビールでした。
自宅着は夜11時前だった。本当にバテタ!
予定通りタンチョウは見られたものの、エトピリカは不発。エゾセンニュウはちらりと姿を見たが、写真には撮れず。シマアオジは姿も見られず、全体的に不発だったかも。エゾライチョウが見られたことが一番の収穫かな?

アゼチ岬の花々。

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