2002年北海道の旅
2.第一日目 道東着編
羽田に着き、仕事に関係ない鳥見道具などの入ったスーツケースをロッカーに預けようとしたら、すべてのロッカーが使用禁止。ワールドカップの影響だ!しかしスーツケースをごろごろころがして、山手線に乗りたくない。ケアンズに行ったときで懲りた。で、ANAのカウンターに行き、15時の飛行機だけどロッカーが使えないのでといって、先に荷物だけをチャックインさせてもらった。
新宿の都庁が見える部屋でミーティングは行われ、順調に終了。本当は通訳がいなかったので(おいおい私は韓国語は話せない!)かたこと英語で2時間以上かかった。最後は筆談状態。言葉が出ない事に関しては、あとでメールを送ることにして解放してもらう。もう、ぐったり。
少し時間があるので、中央線で秋葉原に出て、協栄産業に寄ることに。バードウォッチング関係機材で有名な店だ。といってもこじんまりとした店で、今から10年以上前の秋葉原、まだまだパソコンの街ではなく、家電の街だった頃、でMacintishを扱っている店を尋ねて歩いた時のような、奇妙な親近感を抱いた。
先客はなく店員が2名。スコープが並べてあるところは、見て選べるところが良い。で、Coolpix用のリモートコードを購入。福岡で在庫しているところがなかったので、発作的にありますかと聞いてしまった。
羽田について、地下のラーメン屋さんで遅めの昼食を取り、15時発の釧路行きに乗り込む。
空の上は良い天気、東北地方の風景が空から見える。すると、海上の進行方向側に分厚い雲が。え!北海道は雲の中?ということで、あっというまに雲の中。今から着陸しますとアナウンスがあっても、地面が見えない。おいおい、大丈夫?
そんな雲の中釧路に降り立ったのは夕方4時半。あえて夕方と書いたように霧が出ており、あたりは薄暗い。レンタカーを借りて、一路霧多布を目指す。
といっても、全然下調べしていないので、運転しながら位置関係を調べる有様。レンタカーには、教えてくれなかったけどカーナビが着いていたので、現在地は知ることが出来たので、少し安心。え〜っと、釧路空港から霧多布にに向かうには…。
なかなか釧路市内を抜けない。1時間から1時間半で霧多布に着くと、簡単に考えていたが、どうも無理そう。コンビニで車を止め、「えとぴりか村」へ電話をかけて、6時には着かないと伝える。6時半から食事なので、冷めるよと言われるが、一瞬夕食を下げると聞こえたので、そんな殺生な!と思う。
釧路市内を抜けると道はすいていて、順調にとばせる。が、霧が深く、常時点灯状態。せっかくだからと厚岸から国道44号線を外れて、道道123号太平洋シーサイドラインに入る。晴れてれば良い景色なんだろうなと思いながら、ライトをアップにして走る。途中エゾジカの親子が道路脇にいたのが見えた。
7時前にようやく浜中町の霧多布大橋まで来た。もう真っ暗。で、肝心の「えとぴりか村」の場所は…知らない。岬に行く途中と絵にあったような…。
早速霧多布の集落を抜け、岬にはいると十字路。左が霧多布岬とあるので、そちらへ進む。暗い草原が続く。暗い草原が続く。暗い草原が続く。ん?通り過ぎた。右手に脇道と、看板があったような…。いそいでバックする。

翌朝の「エトピリカ村」。

あった、真っ暗な中、白い霧に包まれてぼうっと光る建物、それが「えとぴりか村」だった。
民宿に泊まるのは大学生の時以来。そして鳥見宿として有名な宿となると、どうゆう感じか分からない。少々不安を胸に到着。
既に食事は済んでおり、同宿者の方が食堂でくつろいでおられた。その中で早速夕食。どうしても早く食べなければと言うプレッシャーが。ビールを飲みたかったけど、我慢我慢。
食事の後、温泉に行くか、内湯にはいるかと聞かれたので、せっかくだからと温泉に行く。向かったのは霧多布温泉「ゆうゆ」。車で数分のところ。近くでエゾセンニュウがかまびすしく鳴いている。やはり夜も鳴くのだ。真新しい施設で、外の景色とマッチしない。風呂上がりに缶ビール!ついでにおトイレも。
9時頃「えとぴりか村」に戻り、鳥の情報をオーナーから教えてもらう。

明朝霧だったら、林道でエゾライチョウを探すと良いとアドバイスを受ける。明日は4時起き、早く寝なくちゃ。

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