コリメート法とは
5.その他の機材

さて、フィールドスコープとデジカメが揃い、いざコリメート法にチャレンジと言う前に、いくつか準備するものがあります。
 
1.光軸合わせ用のアダプタ
コリメート法ではフィールドスコープの接眼レンズから出た光を、デジカメのレンズで受けるわけですから、この光の軸を合わせる必要性があります。つまりフィールドスコープの接眼レンズと、デジカメのレンズが平行になり、レンズの中心が一致する必要があります。
アイピースの内径よりデジカメのレンズ部の外径がぴったりであれば問題ないのですが、ほとんどの場合アイピースの内径よりデジカメのレンズ部の外径の方が小さいので、隙間ができ、そのためなかなか中心が揃いません。従って、この隙間を埋め、レンズの中心を揃えるための対策が必要になります。それぞれに一長一短があるようです。
a.デジカメのレンズ外径を太くする。
ステップアップリンクを着けたり、紙やテープを巻いたり、水道配管用ゴムパッキンを着けたりする方法です。この方法の場合フィールドスコープの観察にはなんら支障がないと言うことがメリットです。
b.アイカップの内径を狭める。
マレーシアのLaurence Poh氏はミルク瓶のキャップを加工したもの、私は水道配管用平パッキンを貼り合わせたものなどをアイカップに挿む方法です。この場合の問題はフィールドスコープでの観察に支障が出るかも知れないと言うことです。私の場合は今のところ問題ありません。
c.市販されているデジカメアダプターで固定する。
市販されているデジカメアダプターで、フィールドスコープにデジカメを固定して光軸を合わせます。
d.簡単に脱着できるデジカメアダプターを自作する。
いろんな方が自作されていますが、大掛かりになるという欠点があるようです。
 
2.液晶モニターフード
デジカメの問題点として液晶ファインダーが見にくいと言うことがあげられます。特に晴天の時はほとんど見えないと言うことがあります。従ってピント合わせに難点があり、これを解消する必要があります。
現在は商品化されているものもありますが、ルーペをマジックテープで液晶ファインダーに貼ったりといろいろな方法があります。私も騒音防止のために椅子の足につけるゴムキャップを液晶ファインダーの大きさに加工して、マジックテープで貼ったりしましたが、単純に周囲を覆うだけでは上手くいきませんでした。
商品化されているものはルーペが付いているため、液晶が拡大され、逆にピントが合わせにくいといった弊害もあるようです。私は現在使用していないので、詳しいことがかけません。下記に販売されている液晶モニターフードのURLを示します。

u-no design

digital camera workshop。手作り、注文生産。3.800〜4,000円

http://naojiro.dcp.jp/

PHOTOSOLVE

海外サイト。商品名「Xtend-a-View PRO」22$

http://www.photosolve.com/default.asp

(株)タイドデザイン

「デジタルカメラ液晶モニタービュワー」通販で2,400円

http://www.tide.co.jp/

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