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- 好い事ばかりにみえるコリメート法にも当然欠点はあります。
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- 1.撮影に時間がかかる
- フィールドスコープで野鳥を確認して、デジカメを押しつけ、液晶画面でピントや構図を確認してシャッターを押すわけですから、少なくとも10秒前後かかるのではないでしょうか。私の場合もっとかかっていると思います。野鳥が動けば、デジカメを外して、再度フィールドスコープで位置と、ピントをあわせるということになります。
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- 2.飛んでいる野鳥や動き回る野鳥は撮れない
- 撮影準備にに時間がかかるため、当然の事です。また、デジカメ自体シャッターボタンを押してから、実際にシャッターが切れるまでのタイムラグがあります。少しくらいの移動なら、先に移動しそうなところにフィールドスコープでピントを合わせておいて撮るということもできます。水に浮かぶカモ類は止まっているように見えて、実際は動いていることが多いので、移動を計算に入れないと全然撮れません。
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- 3.ブレが出やすい
- 高倍率で撮影するため、どうしてもシャッタースピードが遅くなり、風の影響や、シャッターを押す時の手ぶれはもちろん、デジカメを押さえている手の振動も拾ってしまいます。従って絞りを解放して、シャッタースピードをあげる工夫が必要になります。また、三脚もどっしりしたものが要求されます。
- また、デジカメをアダプターで固定して、シャッターレリーズを使用すれば、かなり改善されると言うことですが、その場合はデジカメの液晶画面で野鳥を探さなければならなくなります。
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- 4.ピンぼけ写真が多くなる
- 発光しているデジカメの小さな液晶を見ると、一見ピントがあっているようにも見えますが、ズームしたらピントが甘いことがよくわかります。また、液晶自体の反射などで見づらいので、ピント合わせは難しいの一言です。
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- 5.美しさが今いち
- デジカメの宿命として、今のところ銀塩のポジに美しさには適いません。また、構図など絵づくりがやりづらいといったマイナスもあるでしょう(カメラの経験がないもので…)。
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- これだけ欠点を見ると、コリメート法ってたいしたことないじゃないかと思われるかも知れませんが、プロの野鳥カメラマンになるならともかく、楽しく鳥見ができて、なおかつ証拠となる大きさの写真が撮れるわけですから、捨てたもんじゃないと思います。
- もしかすると、フィールドスコープのアイピースにデジカメが組み込まれるようになるかも知れません。そうなったらいいな!と切に思います。観察しながら、そのまま撮影できる、これは良いですよね。
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