室見川カモメ観察記録
3月10日

 A.ホイグリンカモメ冬羽

このところ小田部小学校横でセグロカモメ類がかなり入っていて、入れ替わり立ち替わりするがざっと50+が見られる。そして足の黄色い個体が増えている。しかし、明らかにホイグリンだと思える個体はそう多くない。線引きは難しいが…。
この個体は写真で見るとわかりづらいが、明らかに他のセグロカモメより背の色が濃く、足も鮮やかな黄色。嘴の赤斑も大きい。ただ、頭の形がイマイチ。

 B.モンゴルカモメ第2回冬羽

頭は完全に白く、脇の方に若干もやもやと褐色斑があるが、モンゴルカモメの第2回冬羽だと思われる。

 C. セグロカモメ第2回冬羽?

こちらはBの個体に比べて、明らかに褐色斑が多く、モンゴルカモメの第2回冬羽よりセグロカモメの第2回冬羽と考える方が妥当か?

 D.モンゴルカモメ冬羽?

大きさ、少し薄い上背の色、頭部の形等モンゴルと思ったのだけど、嘴に黒斑がない。
最近モンゴルカモメの特徴として、下嘴の赤斑が上嘴にくっつかず(黄色く隙間が空くと言うこと)、なおかつ小さな黒斑があるという事が言われている。といことではこの個体は黒斑はなく、また、下嘴の上端まで赤斑が伸びているため、モンゴルの特徴からはずれている。

 E.セグロカモメ第2回冬羽?

こちらはDの個体とは逆に嘴に黒斑があるが、頭の形はホイグリン系。

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