- アビに関しては体色や嘴がはっきり見えれば殆ど問題がなく識別出来ると思われます。
- しかし、オオハムとシロエリオオハムは、喉輪状の斑の有無だけでは識別が出来ません。既に記してきたようにオオハムにも喉輪状の斑がある個体があり、逆にシロエリオオハムの若い個体などには斑がない場合があるので、決定的な識別点とはなりません。ただ、濃くて太くて、明瞭に繋がった喉輪状の斑が確認出来れば、それはシロエリオオハムと識別出来ます。
- さらに、脇後方に白い部分が見えればオオハムと分かりますので、両者は識別が出来ると思われます。
但しこの脇後方の白い部分は、鳥の姿勢や波の変動で見えたり見えなかったりします。特に羽繕いの時には片腹を上げた状態で行うため、アビやシロエリオオハムでも白い部分が大きく見えます。逆にオオハムでも羽繕いの時、逆側から見たら白い部分は見えません。怪我をしていたり、油汚染していた場合などは、長時間片側のみを上げていることがあり、それだけで判断すると、識別を誤ります。
と言うわけでアビ類3種の識別点をまとめて見ましたが、ちょっと微妙だったでしょうか?何らかの足しになればと思います。
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