- コリメート法は、もともと天体写真撮影用の簡易的方法として行われていた撮影方法のようですが、現在野鳥撮影の方法としても取り入れる人が多くなっています。
- コリメート法を簡単に言えば、望遠鏡(野鳥観察などで使用する、像が正像で見えるものをフィールドスコープといいます)の接眼レンズ(アイピースといいます)に、デジカメのレンズを押しつけて撮影する方法です。
- つまり、フィールドスコープの対物レンズと接眼レンズ、デジカメのレンズと、合計3回、像が拡大されるため、高倍率での撮影が可能になります。
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- それでは、コリメート法で撮るとどれくらいの倍率になるか実験してみましょう。
- 左の三枚の写真はコリメート法の倍率が分かるように同じ場所で撮影した、原寸2048×1536ピクセルのものを300×200ピクセルに縮小(約15%)に縮小したものです。
- 左上の写真
- 立花堰の堰堤にアオサギとユリカモメがとまっていました。肉眼ではちゃんと見えます。これをデジカメ標準(ワイド側×1)で撮ったものをしたものです。野鳥は点にしか見えません。原寸では下のような画像です。左真ん中の写真
- デジカメの3倍ズームで撮影したものです。これでも、ユリカモメは白い点です。原寸では下のような画像です。
- 左下の写真
- フィールドスコープを使い、コリメート法で撮影したものです。ちゃんとユリカモメが撮影できました。フィールドスコープは20倍で、デジカメは3倍ズームなので、合計60倍です。
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デジカメワイド(×1)
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デジカメズーム(×3)中央部に白い点となる。
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フィールドスコープ(×20)にデジカメズーム(×3)を押し付ける。
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