2004年7月後半の観察記録

7月16日

前原S神社

昨日♀が出ていて2羽のところが見られたとの事だったので、行ってみるといつものところに姿なし。
あれ?もう巣立ったのかと、昨年巣立った雛が止まっていた木なども見るがやはりいない。
もしかして、抱卵失敗かと、気をもんでいたら、巣穴のある木のかなり高いところに風に揺られるアオバズクの姿発見。双眼鏡で見ると巣立ち雛だ。(上の写真)
その下の枝にいるのは♀だと思ったのだが、帰って写真をチェックするといつもの♂個体のようだ。(真ん中の写真)
で、♀個体は少し離れた枝にいた。(下の写真)
いずれにしても高いところで、枝や葉が邪魔になり、なおかつ風で揺れている。
♀個体は♂個体の横へ移り、そのあと雛のすぐ横の枝に移ったが、すぐに又飛んでいった。
帰りがけだったので、どこへ行ったかよく観察していなかった。
涼しくて気持ちは良いのだけど、観察には最悪。

前原S通り

今日は寄らなかったが、昨日2羽の雛のうち1羽しか見あたらないと言う連絡がある。もしかしたら、1羽は落鳥したのかもしれない。

室見川H神社

巣穴のある楠の右側の枝に♀が止まっていた。眉間の白がはっきりして、スマート。(上の写真)
♂は昨日と同じクロガネモチの木。こちらは結構羽がボロボロになってきた。(下の写真)
そろそろ巣立ちだ!

7月17日

室見川H神社

まだ巣立ちとはならない。♀は巣穴のある楠、♂はクロガネモチの木だった。

7月18日

前原S神社

雛が増えていないか向かうが、地域の一斉掃除か、氏子総出の清掃か分からなかったが草刈があっていて車が止められなかったので、パス。

前原M公園

一昨年くらいから繁殖しているのを知っていたが、初めて行ってみた。とても低い場所に巣穴があって、♂1羽がこれまた低いところで見守っていた。デジスコするには近すぎ。

前原S通り

昨日雛が3羽いたとの情報があったので行ってみる。巣穴の木から離れたところに、♀と雛3羽。枝が込んでいて、上手く撮れないので、下からデジカメ単体で撮ってみた。
2本ほど隔てた別の木に♂がいた。

室見川H神社

まだ巣立たない。♀は昨日同様。♂は左の槙の木に移動していた。

7月19日

室見川H神社

今日も変わらず。♀は巣穴のある楠で、♂は槙の木。

7月20日

前原S神社

日曜日に見に行けなかったので、気になって見に行く。既に巣のあった木にはいなく、昨年巣立ち雛と止まった北側の木にもいなかったのでしばらく探す。社殿後の東北の林の暗いところで、♂発見。その奥下に♀。その奥上に雛1。先に来ていた人が昨日は北側の木に雛が3羽止まっていたと言われていたが…。
こちらが気になるのか、♂が何度か飛んだ。しばらくして又戻って来るを繰り返していたが、本当に羽ばたきの音がしない。
上の写真が雛。下の写真が♀。

室見川H神社

やっと1羽雛が出てきた。巣穴近くの左の槙の木に止まっていた。♀は楠の右上にじっとしていて、♂は♀より巣穴に近い枝に止まっていた。♂は何度か飛んで場所を変わり、クロガネモチの木の枝にも移動したり、巣穴に入ったりしていたので、更なる巣立ちを促しているんだろう。

7月21日

室見川H神社

2羽目は出てきていないかと行ってみる。楠右上に♀、その上に雛1。♂はクロガネモチの木。
そしてその上に2羽目の雛が止まっていた。白髪眉のようにはっきりと区別が付く顔立ちで、動きにもかなり愛嬌がある。
上が1羽目の雛、下が2羽目の雛。
こうやって見比べると、2羽目はまだ綿羽がぼさぼさしている。

7月22日

室見川H神社

3羽目はどうかなと思って行ってみる。♀は右側の槙の木の上ですぐ見つかったが、あとの姿が見つからない。ずっと探し回って、やっとのことで楠の高いところに♂、そして雛2羽を見つける。
まだ、♀が巣穴を見ているので、3羽目はまだ巣穴にいるのだろう。それにしても、高いところに止まられると見つけづらい。

7月23日

室見川H神社

3羽目を探しに行く。
楠に♀。その右上に後ろ向きの雛の姿。♀の右下で枝が揺れていたのでよく見ると、もう1羽の雛が葉を噛んだりしていた。これが3羽目の雛かと思ったが、決め手がない。♂はこの雛の下でやっと見つかる。完全な葉陰である。後ろ向きの雛がこちらを見た時に白い眉毛が見えたので、これは2羽目の雛と判明。結局雛は2羽しか見つからなかったので、3羽目と思った雛は実は1羽目なのかもしれない。写真で見比べるとやはり似ている。

7月25日

室見川H神社

昨日見に行かなかったので、3羽目はどうなったのか気になったが、やっぱり2羽しか雛はいなかった。どうも2羽で終わりのような感じだ。
ジョギングの方が先に来られていて、昨日は4羽いたのに今日はいないと言われる。探すと右の槙の木のさらに右の楠に♀発見。その斜め下に、向こう向きの雛2羽。
しばらく粘ったが、雛はこちらを向いてくれなかった。
♂の姿も探したが、見つけきれなかった。

前ページに戻る