- 先島諸島の腹の縞模様が特徴的なクイナ類
- ■形態
- 雄は頭部から胸は煉瓦色で、背からの上面は暗褐色。嘴は長く、黒い。腹部は白地に黒色の横斑がある。脚は暗褐色。
雌は頭部から胸も暗褐色。
- ■鳴き声
- 「アーアー アーアー《「ファーファーファーファーファー《などと鳴く。
- ■行動
- 日中は薄暗い林内を静かに歩き回り採餌する。
- ■採餌
- カタツムリや昆虫などの小動物を捕食する。
- ■亜種
- 7亜種ある。
パキスタン北西部、インドで繁殖する亜種R.e.amauroptera、
ミャンマーから中国南東部およびインドシナで繁殖しスマトラおよびジャワ西部へ移動する亜種R.e.telmatophila、
琉球諸島で繁殖する亜種オオクイナ(R.e.sepiaria)、
バタン島(フィリピン北方)で繁殖する亜種R.e.alvarezi、
蘭嶼を含む台湾で繁殖する亜種R.e.formosana、
フィリピン(バタン島およびパラワン島を除く)およびパラウ(カロライン諸島
西部、ミクロネシア西部)
で繁殖する亜種R.e.eurizonoides、
スラウェシ、バンガイ、スラ島(スラウェシの東側)で繁殖する亜種R.e.minahasa。
- ■分布
- パキスタン北西部からインド、インドシナ、中国南東部、琉球諸島から、台湾、フィリピン、スラウェシで繁殖する。
日本では先島諸島に留鳥として繁殖分布し、沖縄本島でも記録がある。
- ■福岡での事例
- 福岡では記録がない。
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