- 奄美大島にしか棲息していない瑠璃色のカケス類。
- ■形態
- 雌雄同色。
頭部から胸が青紫色で、顔と喉が黒っぽい。喉には白い縦斑がある。背から上尾筒と肩羽は赤紫で、翼と尾は青紫。風切羽と尾羽の先端は白い。腹から下尾筒は赤紫色。嘴は淡い黄白色で、基部は青みを帯びる。足は黒く、虹彩は黒い。
幼鳥は風切羽と尾羽の先端の白色部はない。
- ■鳴き声
- 「ギャーギャー《「ジャージャー《等濁った声で鳴く。
- ■行動
- 非繁殖期は数羽から30羽程の小群で生活する。
- ■採餌
- 枝から枝へ飛び移って、スダジイ等の木の実や昆虫を食べる。
- ■繁殖
- 産卵期は2~5月。通常3~7個(3~4個の場合が多い)産卵し、抱卵期間は約18日、巣立ちまでは約25日。
- ■亜種
- 亜種はない。
- ■分布
- 日本固有種で、奄美大島と周囲の加計呂麻島にのみ留鳥として分布。
- ■福岡での事例
- 福岡では観察例がない。
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