スズメ目
PASSERIFORMES
カラス科
Corvidae
カケス属
Garrulus ()

ルリカケス(瑠璃懸巣)
Garrulus lidthi Bonaparte, 1850  Lidth's Jay
L38cm
留鳥
良く茂った広葉樹林
【1】成鳥。2022.07.09鹿児島県奄美市にて撮影。
奄美大島にしか棲息していない瑠璃色のカケス類。
■形態
雌雄同色。
頭部から胸が青紫色で、顔と喉が黒っぽい。喉には白い縦斑がある。背から上尾筒と肩羽は赤紫で、翼と尾は青紫。風切羽と尾羽の先端は白い。腹から下尾筒は赤紫色。嘴は淡い黄白色で、基部は青みを帯びる。足は黒く、虹彩は黒い。
幼鳥は風切羽と尾羽の先端の白色部はない。
■鳴き声
「ギャーギャー《「ジャージャー《等濁った声で鳴く。
■行動
非繁殖期は数羽から30羽程の小群で生活する。
■採餌
枝から枝へ飛び移って、スダジイ等の木の実や昆虫を食べる。
■繁殖
産卵期は2~5月。通常3~7個(3~4個の場合が多い)産卵し、抱卵期間は約18日、巣立ちまでは約25日。
■亜種
亜種はない。
■分布
日本固有種で、奄美大島と周囲の加計呂麻島にのみ留鳥として分布。
■福岡での事例
福岡では観察例がない。

【2】成鳥。2022.07.09鹿児島県奄美市にて撮影。

【3】成鳥。2022.07.09鹿児島県奄美市にて撮影。

【4】幼鳥。2022.07.08鹿児島県奄美市にて撮影。

【5】幼鳥。2022.07.08鹿児島県奄美市にて撮影。
室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑《
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2022/07/13作成