スズメ目
PASSERIFORMES
ホオジロ科
Emberizidae
ホオジロ属
Emberiza (Linnaeus, 1758)

ズグロチャキンチョウ(頭黒茶巾鳥)
Emberiza melanocephala Scopoli, 1769  Black-headed Bunting
L15.5〜17.5cm
稀な旅鳥
農地、草地
【1】雄。夏羽へ換羽中で、後頭が黒くない。2018.04.12長崎県対馬市、厳原町久和にて杉原敏氏撮影。
黄色い体に頭巾のような頭と煉瓦色の背が綺麗なホオジロ類。
■形態
雄夏羽は額から後頸、眼から頬が黒く、側頸から腮などは黄色い。後頸から上尾筒までの上面、肩羽は赤茶色。翼は黒褐色で淡色の広羽縁がある。尾羽は灰色から黒。喉からの下面は黄色。灰色の嘴は太く、嘴峰は湾曲する。脚は肉色。
雄冬羽では頭部の黒い部分が灰褐色で、嘴も灰色味が少なく、ピンク色味がある。 雌は頭部からの上面及び胸は灰褐色で、頭部には黒く細い縦斑がある。腰は褐色。腹からの下面は淡黄色。
■亜種
亜種はない。
■分布
ヨーロッパ南中央部からイラン及びパキスタン南西部で繁殖し、インドで越冬する。
日本では稀な旅鳥としてほぼ全国で記録があるが、日本海の離島や南西諸島での記録が多い。
■福岡での事例
福岡では記録がない。

【2】雄。夏羽へ換羽中。2018.04.12長崎県対馬市、厳原町久和にて杉原敏氏撮影。

【3】雄。夏羽へ換羽中。2018.04.12長崎県対馬市、厳原町久和にて杉原敏氏撮影。
室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2024/05/07作成