ツル目ツル科タンチョウ属
order PROCELLARIIFORMES Family GRUIDAE GRUS

タンチョウ(丹頂)
Grus japonensis Red-crowned Crane , Japanese Crane

L138〜152cm W220〜250cm
留鳥又は少ない冬鳥
湿地・河川の中洲・牧草地

【1】成鳥。2007.2.11佐賀県伊万里市にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICON COOLPIX7900。
日本で唯一繁殖する天然記念物のツル。
■形態
雌雄同色。全身が白く、額と、喉から頸、次列及び三列風切が黒く、頭頂は皮膚が裸出しており赤い。嘴は長く黄色。足は黒い。静止時に黒い風切羽が尾羽のように見える。
幼鳥は頭部から頸、背、雨覆などが褐色で、次列及び三列風切は黒褐色。頭頂の赤い皮膚の裸出部はない。
■採餌
地上を歩きながら地上の餌を食べる。小魚等の動物質の餌もよく食べる。
■繁殖
産卵期間は3〜4月。湿地につがいで2〜7平方Kmの大きな縄張りをもち、盛り上がった草むらの上にアシを積み上げて営巣する。通常2個産卵する。抱卵日数は32〜33日。
■鳴き声
雄が「クオーン」と鳴き、雌が「カゥカゥ」「カッカッ」等と2声で続き、一つの鳴き声に聞こえる。
■亜種
亜種はない。
■分布
モンゴル東部から、ウスリー、中国東北部で繁殖し、朝鮮半島中央部、中国揚子江流域で越冬する。日本では北海道東部及び国後島に留鳥として分布。まれに本州・四国・九州・佐渡で記録されている。
■福岡での事例
福岡でも記録がある。
【今津】記録がある。

【2】成鳥。2007.2.11佐賀県伊万里市にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICON COOLPIX7900。

【3】左はオス、中央はメス、右は雛。2002.6.29北海道浜中町にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX4500。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2016.11.21改