タカ目タカ科ハイタカ属
order FALCONIFORMES Family ACCIOITRIDAE ACCIPITER

ツミ(雀鷹)
Accipiter gularis gularis  Japanese Sparrowhawk

L♂27cm♀30cm W51〜63cm
夏鳥又は留鳥
平地から山地の林
【1】メス。2013.9.27長崎県平戸市にて撮影。Nicon D3100+AF-S DX NIKKOR 300mm ED+TC-17EII。
翼の分離した羽が5枚の、ヒヨドリ大の小型のタカ。
■形態
雄は頭部からの上面が青灰色。下面は白く、胸から脇はオレンジ色。虹彩は暗褐色。
雌は頭部からの上面が灰褐色。下面は白く、暗褐色の横縞がある。アイリングは黄色で、虹彩は黄色。
幼鳥は頭部からの上面が暗褐色。下面は淡褐色で、胸に暗褐色のハート型班があり、脇に暗褐色の横縞がある。アイリングは黄色で、虹彩は緑褐色。
■採餌
小型の鳥を採るが、爬虫類、小型哺乳類、昆虫なども食べる。
■繁殖
針葉樹の樹上に樹の枝で巣を作る。通常2〜5個産卵し、雌のみが抱卵する。抱卵期間は約30日で、巣立ちまでも約30日。
■亜種
九州以北に留鳥又は夏鳥として分布するのは亜種ツミ(A.g.gularis)。八重山列島には固有種の亜種リュウキュウツミ(A.g.iwasaki)が留鳥として分布する。
■分布
中国東部から朝鮮半島、日本で繁殖し、冬季は中国南部や東南アジアに渡る。日本では留鳥として繁殖している他、渡りの個体も見られる。
■福岡での事例
福岡でも留鳥となっているが、詳細不明で、旅鳥又は冬鳥として観察される。

【2】メス。2013.9.27長崎県平戸市にて撮影。Nicon D3100+AF-S DX NIKKOR 300mm ED+TC-17EII。

【3】メス。2011.3.27?長崎県諫早市にて撮影。Nicon D90+AF-S DX NIKKOR 300mm ED+TC-17EII。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2013.09.27