タカ目タカ科オジロワシ属
order FALCONIFORMES Family ACCIOITRIDAE HALIAEETUS

オジロワシ(尾白鷲)
Haliaeetus albicilla  White-tailed Eagle

L♂76〜90cm ♀86〜98cmW199〜228cm
冬鳥(一部留鳥)
海岸・湖沼・河川
【1】成鳥。2005.6.27北海道網走市にて撮影。
くさび形の白い尾羽を持つ、褐色の海ワシ類。
■形態
雌雄同色。全体が褐色だが、頭部は淡褐色で、体の後方に行くほど黒褐色になる。白い尾羽はくさび形で短い。嘴は黄色く、虹彩は淡黄色。足は黄色。
幼鳥は全身がほぼ黒褐色で、嘴も殆どが黒く、虹彩は褐色。
■採餌
水面近くを羽ばたきと滑翔を繰り返して、脚を伸ばしてサケ、マス、タラなどの大型魚類を中心に捕るが、水鳥や動物の雛等も獲る。
■繁殖
水面近くを羽ばたきと滑翔を繰り返して、脚を伸ばしてサケ、マス、タラなどの大型魚類を中心に捕るが、水鳥や動物の雛等も獲る。
■鳴き声
繁殖期以外殆ど鳴かない。巣の周辺で警戒する時に「クワッ、クワッ」等と鳴く。
■亜種
日本に分布するのは亜種オジロワシ(H.a.albicilla)。
■分布
ユーラシア大陸北部で広く繁殖し、北部のものは冬季ペルシャ湾沿岸や中国南東部に渡る。日本では北海道北部から東部で少数が留鳥として繁殖している他に、冬鳥として対馬、北日本に渡来する。
■福岡での事例
福岡では迷鳥。
【嘉麻市】2011年3月に観察されている。

【2】成鳥。1と同一個体。2005.6.27北海道網走市にて撮影。

【3】ボロボロになった若鳥。2012.05.08長崎県諫早市小江干拓にて撮影。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2018.01.25改