日本鳥類目録第7版(2012年)では、従来通りヨーロッパに分布するヨーロッパノスリ(Buteo buteo)と同種の亜種ノスリ(B. b. japonicus)とされているが、2008年に分子系統により別種と判明したため、国際鳥類学会(IOC)ではヨーロッパノスリからヒマラヤ周辺に分布するヒマラヤノスリ(Buteo refectus)と日本のノスリ(Buteo japonicus)は別種とされた。 日本では北海道から本州等で繁殖する亜種ノスリ(B. j. japonicus)、小笠原諸島のみ少数が棲息する亜種オガサワラノスリ(B. j. toyoshimai)、大東島で絶滅したとされている亜種ダイトウスリ(B. j. oshiroi)が分布する。