タカ目タカ科ミサゴ属
order FALCONIFORMES Family ACCIOITRIDAE PANDION

ミサゴ(鶚)
Pandion haliaetus Osprey

L♂54cm♀64cm W155〜175cm
留鳥
海岸・湖沼・河川
【1】2002.10.9室見川曲淵ダムにて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。
水面に急降下して魚を捕る、下面の白っぽい大きなタカ類。
■ 形態
雌雄ほぼ同色。頭頂は白く、後頭に短い冠羽がある。上面はほぼ一様に黒褐色。黒褐色の太い過眼線があり後頸に繋がる。嘴は黒く、虹彩は黄色。下面は白く、胸に黒褐色の帯があり、雄では淡くて細く、雌では太くて濃い。また、全くないものもいる。
■採餌
主に魚を捕る。海岸や湖等の水面の上空を飛びながら魚を探し、見つけるとホバリングをして狙いをつけ、頭を下げ脚を前に突き出した姿勢で急降下し水面に突っ込む。
■繁殖
海岸等の岩の上や岩棚、水辺に近い大きな木の上等に、枯れ枝を摘んで皿上の数を作る。4月頃に通常2〜3個産卵する。抱卵日数は約35日、巣立ちまでは約50日。
■鳴き声
繁殖期以外はほとんど鳴かない。「ピョッピョッピョッ」と優しい声で鳴く。
■亜種
日本に分布するのは亜種ミサゴ(P.h.haliaetus)。
■分布
ユーラシアと北米大陸の亜寒帯、アフリカ大陸北部、中東、インド北部、中国東部、ニューギニア、オーストラリア等で繁殖し、亜寒帯のものはアフリカ南部、インド、中南米で越冬する。日本では留鳥として全国に分布する。
■福岡での事例
福岡では留鳥で1年中見られる。
【室見川】全流域の上空、曲淵ダムで観察。
【今津】瑞梅寺川河口、宝島で観察。

【2】2004.128今津河口北側にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【3】2009.11.23今津河口干潟にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+Turbo Adaptar+NICON COOLPIX P6000。

【4】飛翔。2010.10.13今津にて撮影。Nicon D90+AF-S DX NIKKOR 300mm ED+TC-17EII。

【5】飛翔。2010.10.13今津にて撮影。Nicon D90+AF-S DX NIKKOR 300mm ED+TC-17EII。

【6】幼鳥。2002.12.5今津太郎丸にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
※禁無断転載
2010.10.14改