タカ目タカ科カンムリワシ属
order FALCONIFORMES Family ACCIOITRIDAE SPILORNIS

カンムリワシ(冠鷲)
Spilornis cheela Crested Serpent Eagle

L53〜55cm W905〜103cm
留鳥
平地から山地の林沿部
【1】2002.12.14沖縄県竹富町にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。
興奮すると冠羽が立つ小型のワシ類。
■形態
雌雄同色。頭頂から後頭が黒く、白斑が点在する。後頭には興奮したら立つ冠羽がある。顔から頸は茶褐色で、眼先は黄色い皮膚が裸出している。虹彩も黄色。蝋膜は黄色で、灰色の嘴の先端は黒い。背からの上面は黒褐色で、雨覆には白斑が散在する。翼幅が広く、風切に2本の黒帯があり、その間は淡色の帯となる。尾は短く太い2本の黒帯がある。胸から下は茶褐色で白や淡褐色の斑が点在する。足は黄色。
幼鳥は全体が白っぽく頭頂から後頭はごま塩状に見える。
■亜種
日本に分布するのは亜種カンムリワシ(S.c.perplexus)。
■分布
インドから東南アジア、中国南部、台湾にかけて等で分布する。日本では留鳥として石垣島、西表島に分布する。
■福岡での事例
福岡での観察例はない。

【2】2002.3.29沖縄県石垣市にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2010.10.10改