スズメ目ウグイス科ヨシキリ属
order PASSERIFORMES Family SILVIIDAE ACROCEPHALUS

ヤブヨシキリ(藪葭切) Acrocephalus dumetorum Blyth's Reed Warbler

L12.5〜14cm
迷鳥
落葉樹林・川沿いの茂み
【1】2022.02.11福岡県中間市、中ノ島で観察。
嘴が長く、尾羽を立てた姿勢をよくとるヨシキリ類。
■形態
雌雄同色。
頭部からの上面は灰褐色で、翼は三列風切の軸斑と羽縁の色差がなく、初列風切が6〜7枚が突出する。嘴は長く、上嘴は黒く、下嘴は黄橙色で先端が黒い。眉斑は淡色で細く、眼の後ろはわずか。虹彩は暗灰褐色。喉からの下面は汚白色で脇から下尾筒は淡灰褐色。脚は暗い灰褐色。
■鳴き声
地鳴きは「タッ」。
■亜種
亜種はない。
■分布
ヨーロッパ中央、北中央部からロシア中央部及び中東で繁殖し、冬季はインド等に渡る。
日本では1990年に北海道で記録されてから、舳倉島、久米島で記録がある。
■福岡の事例
福岡でも迷鳥として2022年に中間市で記録されたのみ。
【中間市】2022年2月に中ノ島で観察された。

【2】2022.02.11福岡県中間市、中ノ島で観察。

【3】2022.02.11福岡県中間市、中ノ島で観察。

【4】2022.02.11福岡県中間市、中ノ島で観察。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2023.09.05