スズメ目モズ科モズ属
order PASSERIFORMES Family LANIIDAE LANIUS

タカサゴモズ(高砂百舌)Lanius schach Long-tailed Shrike

L24〜25cm
迷鳥
農耕地、林縁、開けた林
【1】2006.2.12福岡県前原市にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICON COOLPIX7900。
黒いサングラスをかけたような大型のモズ類。
■形態
雌雄同色。額から後頸までは灰色。黒過眼線が太く、額で繋がっている。頬から喉は白い。背から上尾筒は橙褐色。翼は黒く、三列風切の羽縁は淡い橙褐色。初列風切基部に白斑がある。長い尾は黒く、外側尾羽の一部に橙褐色の部分がある。
胸から下は橙褐色。嘴と足は黒い。
■特徴
体を縦にして止まり、尾を円を描くように良く廻す。
■採餌
木の枝や杭などに止まり、餌を探す。
■鳴き声
鳴き声は「ギチギチ…」「ギィーッ」
■亜種
多くの亜種があり、亜種により羽色が違う。日本へ渡来するのは中国東南部からベトナム北部及び台湾に分布する亜種タカサゴモズ(L.s.schach)とされるが、別亜種と考えられる記録もある。
■分布
イラン北東部からインド、東南アジア、ニューギニア、中国南部に分布。北のものは冬季は南へ渡る。日本では稀な旅鳥として1985年3月に西表島で観察されてから、神奈川県、大阪府、山口県見島、福岡県、長崎県五島、鹿児島県、沖縄本島で記録がある。
■福岡での事例
福岡でも迷鳥として記録がある。
【和白】1999年12月から翌2000年3月にかけて観察された。
【前原】2006年に泉川河口の農地で観察。

【2】1と同一個体。2006.2.12福岡県前原市にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICON COOLPIX7900。

【3】1と同一個体。2006.2.12福岡県前原市にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICON COOLPIX7900。

【2】1と同一個体。2006.2.12福岡県前原市にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICON COOLPIX7900。

【3】1と同一個体。2006.2.12福岡県前原市にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICON COOLPIX7900。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2011.01.14改