スズメ目スズメ科スズメ属
order PASSERIFORMES Family PASSERIDAE PASSER

スズメ(雀)
Passer montanus Tree Sparrow

L14〜15cm W23cm
留鳥
住宅地・農耕地
【1】成鳥。2002.12.3今津太郎丸にて撮影。
「チュンチュン」と鳴き、誰もが知っている小鳥。
■形態
雌雄同色。頭部は茶褐色で、眼先と喉が黒い。頬と頸周りは白く、耳羽に黒斑がある。背と肩羽は淡褐色で、黒褐色の縦斑がある。翼は黒褐色で羽縁は淡褐色。大雨覆、中雨覆の羽先は白く、飛ぶと白い翼帯になる。尾は黒褐色。胸からの下面は汚白色で、脇は淡い褐色味を帯びる。嘴は黒く、足は肉色。
■採餌
繁殖期には虫なども良く捕らえるが、餌は植物質が中心で、地面を跳ね歩いて草の実などを食べる。
■鳴き声
「チュン、チュン」と鳴く。
■亜種
日本に分布するのは亜種スズメ(P.m.saturatus)。
■分布
ユーラシア大陸の温帯亜熱帯に広く分布する。日本では小笠原諸島を覗く全国に留鳥として分布する。
■福岡での事例
福岡では留鳥で普通に見られる。
【室見川】河口から曲淵ダムまでの全流域及び林、市街地など全域で普通。
【今津】田尻の農耕地、住宅地で普通。
【和白】海岸の林、住宅地で普通。
【大濠公園】園内で普通。

【2】成鳥。嘴、喉が黒い。2002.12.3今津太郎丸にて撮影。

【3】幼羽。目先も黒くなく、嘴全体が黄色く、喉は白く、耳羽もほとんど黒くない。2017.7.29室見川にて撮影。

【4】幼羽。目先が黒くなり、嘴も黒くなったが、下嘴や嘴基部が黄色いく、喉や耳羽の黒斑がはっきりしない。2007.6.24室見川にて撮影。

【5】幼羽。4と同じ個体。喉や耳羽はまだはっきりと黒くない。。2007.6.24室見川にて撮影。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2018.2.25改