スズメ目ヒタキ科ツグミ属
order PASSERIFORMES Family TURDIDAE TURDUS

シロハラ(白腹)
Turdus pallidus Pale Thrush

L24〜25cm W39cm
冬鳥
茂った林
【1】雄冬羽。2005.1.18小戸公園にて撮影。
薮の中など暗いところを好むツグミ類。
■形態
雌雄ほぼ同色。雄の頭部は灰褐色で、体上面はオリーブ褐色、胸から腹は淡い褐色。細いが明瞭な黄色いアイリングがある。嘴は黒く、下嘴や基部は黄色。足は橙色。尾は黒く外側3対の尾羽の先端に白斑があり、飛ぶと目立つ。
雌は頭部の灰色味が薄く、喉は淡白色で褐色の縦斑があり、不明瞭な眉斑があるものもいる。
■採餌
地上に降り、落葉をはねのけて昆虫やミミズなどを捕る。
■鳴き声
さえずりは「キョロン、キョロン」、地鳴きは「キョッキョッ」「ツィー」など。
■亜種
亜種はない。
■分布
ウスリー地方で繁殖し、朝鮮半島や台湾、中国南東部で越冬する。日本にも冬鳥として渡来するが、本州中部以南に多い。
■福岡の事例
福岡でも冬鳥として渡来。10月から5月頃まで。
【室見川】河口から曲渕ダムまでの全流域の林や薮で観察された。
【今津】田尻の農耕地、今津運動公園、今宿野外活動センターで観察された。
【和白】唐原川沿いの林で観察された
【大濠公園】野鳥の森の茂みにて観察。

【2】雄。2003.2.27小戸公園にて撮影

【3】雄。2003.1.17志賀島にて撮影。

【4】雌。2004.11.22油山中央公園公園にて撮影。

【5】雌。喉に縦斑がある。2006.3.7油山中央公園公園にて撮影。

【6】雌第1回冬羽。不明瞭な眉斑がある。2004.12.6油山中央公園公園にて撮影。

【7】雌第1回冬羽。雨覆の先に白斑がある。2002.4.14南公園にて撮影

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2019.08.15改