スズメ目ホオジロ科ホオジロ属
order PROCELLARIIFORMES Family EMBERIZIDAE EMBERIZA

シマアオジ(島青鵐)Emberiza aureola Yellow-brested Bunting

L14〜15cm
少ない夏鳥又は旅鳥
草原・湿原・河川敷
【1】オス。2006.5.11今津田尻にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICON COOLPIX7900
黒い顔と黄色い胸のコントラストが鮮やかなホオジロ類。
■形態
雄は頭頂から背、肩羽、腰、上尾筒が茶褐色で、額から顔、喉までが黒い。頸から下は黄色く、胸に茶褐色の横帯があり、脇には茶褐色の縦斑がある。下尾筒は白い。翼は黒褐色で、雨覆の先端に白斑があり目立つ。尾は黒褐色。嘴は肉色で、上嘴には黒みがある。足は肉色。
雌は額から後頭が茶褐色で、頭央線、眉斑、頬は汚白色で明瞭。顎線と耳羽を囲む線は黒褐色。上面は雄に比べ淡色で、黒褐色の縦斑がある。
■繁殖
産卵期は5〜7月。草原でイネ科の植物の枯れ草や茎で草の根元に椀型の巣を作る。通常4〜5個産卵する。
■鳴き声
雄は低木の梢などで「ヒーヒーヒョロヒーヒー」等とゆっくり囀る。
■鳴き声
雄は低木の梢などで「ヒーヒーヒョロヒーヒー」等とゆっくり囀る。
■亜種
日本に渡来するのは亜種シマアオジ(E.a.ornata)。
■分布
ユーラシア大陸の温帯から亜寒帯に広く繁殖し、冬季はインド等に渡る。日本では夏鳥として北海道繁殖するほか、渡りの時期に日本海側の離島で観察される。
■福岡で観察できる場所及び時期
福岡では少ない旅鳥。
<今津>春の渡り時に少群が田尻農耕地で観察された。

【2】オス。1と同一個体。2006.5.12今津田尻にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICON COOLPIX7900

【3】オス。2003.6.15北海道苫小牧市にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX4300

【4】オス第1回夏羽。2006.5.12今津田尻にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICON COOLPIX7900

【5】オス第1回夏羽。4と同一個体。2006.5.12今津田尻にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICON COOLPIX7900

【6】メス第1回夏羽。2006.5.18今津田尻にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICON COOLPIX7900

【7】腰は茶褐色。メス第1回夏羽。6と同じ個体。2006.5.18今津田尻にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICON COOLPIX7900

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
※禁無断転載
2014.02.10改