スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属
order PASSERIFORMES Family PARIDAE PARUS

シジュウカラ(四十雀)Parus major Great Tit

L14〜15cm W22cm
留鳥
山地〜平地の林
【1】亜種シジュウカラ、オス。2003.3.5室見川野生の広場にて撮影。Swarovski ATS65HD(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。
■どんな鳥
白い腹にネクタイのように黒い模様があるカラ類。
雌雄ほぼ同色。頭部は目の下から頬は白く、それ以外は黒い。後頸に白斑があり、背と肩羽は黄色から緑黄色。風切と雨覆は灰黒色で、外弁は青灰色。また、大雨覆の先端は白く、翼帯となって見える。腰から尾は灰黒色。喉から黒線が下尾筒まで続き、雄はこれが太く、雌は細い。胸から下は黄色身を帯びた白。嘴は黒く、足は褐色味のある黒。
■特徴
冬季は他のカラ類やメジロ、コゲラ等と混群を作る。
■採餌
枝から枝へ移りながら昆虫類を捕るが、地上で落ち葉をはねのけて採餌することもある。
■鳴き声
「ツ−ツーピィー、ツ−ツーピィー」等と鳴く。
■亜種
日本には亜種シジュウカラ(P.m.minor)の他に、奄美諸島に亜種アマミシジュウカラ(P.m.amamiensis)に、沖縄諸島に亜種オキナワシジュウカラ(P.m.okinawae)、八重山諸島に亜種イシガキシジュウカラ(P.m.nigriloris)の3亜種が分布し、南の亜種ほど背の黄色味がなくなり、黒くなる。
■分布
ヨーロッパからトルコ、ユーラシア大陸中部から朝鮮半島、中国に分布。日本は小笠原諸島を除く全国に留鳥として分布。
■福岡での事例
福岡でも留鳥で一年中見られる。
【室見川】全流域の林や公園や住宅地。
【大濠公園】園内の林

【2】1と同一個体。亜種シジュウカラ、オス。2003.3.5室見川野生の広場にて撮影。Swarovski ATS65HD(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【3】亜種シジュウカラ、メス。2006.12.12室見川小田部にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+Turbo Adaptar+NICON COOLPIX7900。

【4】3と同一個体。亜種シジュウカラ、メス。2006.12.12室見川小田部にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+Turbo Adaptar+NICON COOLPIX7900。

【5】雛に餌を運ぶメス。2002.06.12西部霊園公園にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【6】亜種シジュウカラ。背と肩羽が黄緑。2004.9.24室見川石釜にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【7】亜種イシガキシジュウカラ(P.m.nigriloris)。日本産亜種で一番色が黒い。2002.3.29沖縄県石垣市にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2008.11.07改