スズメ目ツバメ科ツバメ属
order PASSERIFORMES Family HIRUNDINIDAE HIRUNDO

リュウキュウツバメ(琉球燕) Hirundo tahichika Pacific Swallow

L13〜14m
留鳥
農耕地・河川・集落
【1】尾が翼より短いのがわかる。2004.8.25沖縄県本部町にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX4300。
ツバメより尾が短く、奄美以南に分布するツバメ類。
■形態
雌雄同色。頭から背、翼、尾は青色光沢のある黒で、額と喉から上胸が赤褐色。ツバメに似るが胸の黒い帯がなく、下胸から下は灰褐色。下尾筒黒褐色で淡褐色の羽縁があり鱗模様に見える。尾は浅い凹尾。
止まっている時に尾は翼より短い。
■採餌
空中を飛びながら虫を捕らえる。
■繁殖
橋桁や人家の軒先きなどに集団でツバメによく似た巣を作る。
■亜種
日本に分布するのは亜種リュウキュウツバメ(H.t.namiyei)。
■備考
「鳥類目録改訂第6版」及び日本の図鑑ではオーストラリアに分布するオーストラリアツバメ(Welcome Swallow)と同種としてようだが、オーストラリアの図鑑類では別種(H.neoxena)として扱っているいる。
■分布
インド南部、東南アジア、フィリピン、ニューギニア、オーストラリアに分布。日本では奄美大島以南に留鳥として分布。
■福岡での事例
福岡での記録はないと思われる。

【2】2002.3.29沖縄県石垣市にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【3】2003.7.21鹿児島県奄美大島にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX4300。

 
室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2010.3.9改