スズメ目オウチュウ科オウチュウ属
order PASSERIFORMES Family DICRURIDAE DICRURUS

オウチュウ(烏秋)Dicrurus macrocercus Black Drongo

L28cm
数少ない旅鳥
開けた林・農耕地・市街地
【1】第1回冬羽。Nicon D90+AF-S DX NIKKOR 300mm ED+TC-17EII。
全身黒くて、尾が長く、先端が逆Y字の鳥。
■形態
雌雌雄同色。全身青い光沢のある黒色。尾は長く深い凹尾で先端が少し上側に反っている。嘴と脚は黒く、虹彩は暗赤色。
第一回冬羽は胸から下尾筒に白い羽縁があり、白いギザギザ模様に見える。
■特徴
フワフワと浅い波形の独特な飛び方をする。
■採餌
木の枝や電線等に止まって、餌の昆虫を見つけると、飛び立ってフライングキャッチをする。
■鳴き声
「ジッー」「ジェーッ」「ギギギ」等と濁った声で鳴く。
■亜種
数亜種あるが、日本に渡来する個体の亜種名は不明。
■分布
中国から台湾、東南アジア、インドに広く分布し、北のものは冬季南へ渡る。日本には春の渡り時期に南西諸島や日本海側の島嶼に記録が多い。本州、九州でも記録がある。
■福岡での事例
福岡でも数少ない旅鳥。
【今津】2012年11月田尻で観察された。
【糸島市】2010年11月長野川河口の牛舎付近で観察された。

【2】第1回冬羽。1と同じ個体。2012.11.10今津田尻にて撮影。Nicon D90+AF-S DX NIKKOR 300mm ED+TC-17EII。

【3】第1回冬羽。1と同じ個体。22012.11.10今津田尻にて撮影。Nicon D90+AF-S DX NIKKOR 300mm ED+TC-17EII。

【4】尾は深い凹尾。1と同じ個体。2012.11.10今津田尻にて撮影。Nicon D90+AF-S DX NIKKOR 300mm ED+TC-17EII。

【5】第1回冬羽。2010.11.24糸島市神在にて撮影。Swarovski ATM 65HD(30×SW)+Turbo Adaptar+NICON COOLPIX P6000

【6】下面に白いギザギザ模様が見える。第1回冬羽。5と同じ個体。2010.11.24糸島市神在にて撮影。Swarovski ATM 65HD(30×SW)+Turbo Adaptar+NICON COOLPIX P6000。

【7】ふわふわと飛ぶ。1と同じ個体。2012.11.10今津田尻にて撮影。Nicon D90+AF-S DX NIKKOR 300mm ED+TC-17EII。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
※禁無断転載
2012.11.20改