スズメ目ヒタキ科モズ属
order PROCELLARIIFORMES Family LANIIDAE LANIUS

オオカラモズ(大唐百舌)
Lanius sphenocercus Chinese Grey Shrike

L30〜31cm
数少ない冬鳥
広い草原・農耕地・干拓地
【1】2002.12.8山口県山口市にて撮影。
飛ぶと翼の白斑が大きく目立つ、モズ類中最大の灰色のモズ。
■形態
雌雄同色。頭頂から背、肩羽、腰、上尾筒は灰色。額から細い眉斑が白く、黒い過眼線がある。翼は黒く、次列、三列風切の先端、初列、次列風切の基部が白く、静止時に大きな白斑になり、飛翔時には白い翼帯になる。尾は長くて黒く、外側尾羽二対は白い。下面は白い。嘴は黒く、下嘴基部は肉色。足は黒い。
■特徴
体を縦にして止まり、尾を円を描くように良く廻す。 停翔飛行する。
■採餌
木の上などの高いところに止まり、尾を動かしながら餌を探す。ネズミなどの小動物、ヒバリ、ツグミなどの鳥類が多いと思われる。
■亜種
日本に渡来するのは亜種オオカラモズ(L.S.sphenocercus)。
■分布
ウスリー、モンゴル、中国北東部繁殖し、中国南東部、朝鮮半島で越冬する。日本には数少ない冬鳥、または旅鳥として、西日本及び日本海側で多く、本州、四国、九州で記録がある。
■福岡で観察できる場所及び時期
福岡でもまれな冬鳥、旅鳥として渡来する。
【今津】2003年田尻の農耕地で見られた。

【2】2002.12.8山口県山口市にて撮影。

【3】2003.4.13今津田尻農耕地にて撮影。

【4】2003.4.13今津田尻農耕地にて撮影。

【5】2003.4.13今津田尻農耕地にて撮影。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2019.10.24