スズメ目セキレイ科タヒバリ属
order PROCELLARIIFORMES Family MOTACILLIDAE ANTHUS

ムネアカタヒバリ(胸赤田雲雀)Anthus cervinus Red-throated Pipit

L15cm W26cm
旅鳥又は冬鳥
農耕地・草地
【1】夏羽。2004.4.21今津田尻農耕地にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。
夏羽では顔から胸が綺麗に赤くなるタヒバリ類。
■形態
雌雄同色。顔から胸は赤橙色叉は淡いレンガ色。額からの上面は灰褐色で頭頂や背に黒褐色の明瞭な縦斑がある。腹から下は淡い黄褐色で、脇には明瞭な黒褐色の縦斑がある。上嘴と下嘴の先端は黒く、下嘴の基部は淡い黄色。足は橙褐色。
冬羽では顔から胸の赤みがなくなり、淡褐色となり、白っぽい眉斑がある。耳羽は赤みを帯びているものもある。
■繁殖
湿った草原の地上に枯れ草などで皿形の巣を営巣し、通常5〜6個産卵する。
■鳴き声
地鳴きは「チィーッ」という済んだ声。
■亜種
亜種はない。
■分布
ユーラシア大陸北極圏及びカムチャッカ半島で繁殖し、冬期はアフリカ中部、東南アジア、中国南部に渡る。日本では旅鳥又は冬鳥として渡来し、本州中部以南で越冬する。
■福岡で観察できる場所及び時期
福岡では旅鳥で、4〜5月、9〜10月に見られる。
【今津】田尻の農耕地にて観察。

【2】夏羽に換羽中?。2001.4.8今津田尻農耕地にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【3】夏羽に換羽中?。2と同一個体。2001.4.8今津田尻農耕地にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【4】夏羽。2009.4.15今津工場裏にて撮影。Nicon D2H+AF-S NIKKOR ED 300mm+TC-17EII。

【5】夏羽。♀?。2009.4.15今津工場裏にて撮影。Nicon D2H+AF-S NIKKOR ED 300mm+TC-17EII。

【6】夏羽。2004.4.21今津田尻農耕地にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【7】夏羽から冬羽へ換羽中。顔に赤みが残っている。2005.10.15今津元浜農耕地にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+Turbo Adaptar+NICON COOLPIX7900。

【8】冬羽。2005.10.15今津元浜農耕地にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+Turbo Adaptar+NICON COOLPIX7900。

【9】冬羽。6と同一個体。2005.10.15今津元浜農耕地にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+Turbo Adaptar+NICON COOLPIX7900。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
※禁無断転載
2009.4.20改