スズメ目ホオジロ科ホオジロ属
order PROCELLARIIFORMES Family EMBERIZIDAE EMBERIZA

ミヤマホオジロ(深山頬白)Emberiza elegans Yerrow-throated Bunting

L15.5cm W21cm
冬鳥
林・草地
【1】オス夏羽。嘴が黒い。2005.4.13南公園にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。
黒い羽冠に黄色い眉と喉が目立つホオジロ類。
■形態
雌雄ほぼ同色。雄夏羽では目先から耳羽と、額から短い冠羽がある頭頂までは黒く、眉斑の中央は黄色で、前後は白。喉も黄色い。側頸は灰色で、肩からの上面は褐色に黒褐色の斑があり、翼は黒褐色で羽縁は茶褐色。腰は灰色。尾羽は黒褐色で、中央尾羽は茶褐色。胸に三角形の黒斑がある。下胸より下面は白く、脇は褐色で黒褐色の縦斑がある。嘴は黒く、脚は肉色。
冬羽になると、嘴が鉛色になり、下嘴が肉色味を帯びる。
メスは黄色部分が淡く、黒色部は褐色。
■採餌
地面を跳ね歩き、落ちている草の実や松の種子などを食べる。
■鳴き声
「チィチュリチュリチィチチチュルリリ」等と細めの声で早口で囀る。地鳴きは「チッ、チッ」
■亜種
日本に渡来するのは亜種ミヤマホオジロ(E.e.elegans)。
■分布
ウスリー、中国北東部、朝鮮半島及び中国中部で繁殖、中国南東部、台湾で越冬する。日本伊は冬鳥として全国に渡来するが西日本に多い。
■福岡で観察できる場所及び時期
福岡では冬鳥だが、繁殖している可能性がある。
【室見川】曲淵ダム及び福重橋の野性の公園にて観察できた。
【西部霊園公園】6月に園内の茂みで囀っているのを観察。
【今宿野外活動センター】園内の茂みなどで観察。

【2】オス夏羽。2004.6.17西部霊園公園にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX4500。

【3】オス。2004.12.8室見川石釜にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【4】オス冬羽。胸には三角形の黒斑がある。2004.12.6室見川石釜にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX4500。

【5】オス冬羽。腰は灰色。2003.1.10室見川唐の原て撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【6】オス冬羽。尾羽及び初列風切等に白化が見られる個体。2000.11.14室見川野性の広場にて撮影。ORYMPUS CAMEDIA C-2100 Ulutra Zoom +RAYNOXテレコン1.8X。

【7】メス。2005.2.17佐賀県小城町にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【8】メス。2003.1.2熊本県熊本市にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【9】メス。腰は灰色。2005.2.8佐賀県小城町にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
※禁無断転載
2014.1.21改