スズメ目カエデチョウ科キンパラ属
order PASSERIFORMES Family ESTRILDIDAE LONCHURA

コシジロキンパラ(腰白金腹)
Lonchura striata White-rumped Munia

L11cm
外来種
芦原・牧草地・草地
【1】飼育個体?。足環がついている。2010.3.31香港海洋公園にて撮影。
目の周りが黄色いハッカチョウ類。
■どんな鳥
雌雄同色。頭部からの上面は暗褐色で羽軸近くが白斑になる。風切は黒く、腰は汚白色。凸尾の尾羽は黒い。胸と下尾筒は暗褐色で、腹は汚白色で腰につながる。嘴は短く太く、灰黒色、足も灰黒色。
■採餌
草の種子類等を食す。
■鳴き声
「チーチー」「ピリー」等。
■備考
家禽のジュウシマツ(十姉妹:L.s. var. domestica)は江戸時代に中国より輸入された亜種チュウゴクコシジロキンパラ (L.s. swinhoei)から作り出されたものと言われる。
■亜種
6亜種ある。
■分布
ネパール、インド、スリランカから中国南部、台湾、インドシナ半島、マレー半島、スマトラ島に分布する。
日本では先島諸島の記録は自然分布も考えられるが、沖縄本島に分布しているものは、飼育個体が野生化したものと考えられている。また、近年は減少気味。奄美諸島での記録もあるようだ。
家禽のジュウシマツも各地で逸出個体の記録があるが、飛翔力も弱く、野生下では生存しづらいと考えられる。
■福岡での事例
福岡での記録は不詳。

【2】腰の白いところが翼の間に少し見える。飼育個体?。2010.3.31香港海洋公園にて撮影。

【3】飼育個体?。2010.3.31香港海洋公園にて撮影。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
※禁無断転載
2017.06.25