スズメ目ムクドリ科ムクドリ属
order PASSERIFORMES Family STURNIDAE STURNUS

コムクドリ(小椋鳥)
Stumus philippensis Chestnut-cheeked Starling

L18〜19cm W32cm
夏鳥又は旅鳥
平地から山地の明るい林
【1】オス。2005.6.29北海道苫小牧市にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICON COOLPIX7900。
白っぽい顔の頬に、茶色の斑があるムクドリ類。
■形態
雄は頭部から喉にかけてが淡いクリーム色で、頬から耳羽にかけて茶色の斑がある。背と肩羽は紫光沢のある黒色で、翼は緑光沢や紺色光沢のある黒色。中雨覆は白く、初列風切基部に白斑がある。胸以下の下面は灰白色で、腰や下尾筒は淡いクリーム色。玖鳥羽市は黒く、足は灰色味のある黒褐色。
雌は頭部から胸にかけてが灰褐色で、頬に茶色の斑はない。体上面は褐色。
■特徴
繁殖期以外は群れで行動するが、群れが小さい時は渡りの時期にはムクドリの群れに混じる事がある。
■採餌
枝から枝に移動しながらクモや昆虫を捕らえ、ヤマザクラなどの実も食べる。
■鳴き声
「キュルキュル」「ジェー」といった濁った声で鳴く。
■分布
サハリン南部、南千島で繁殖し、フィリピン、ボルネオ北部で越冬する。日本では本州中部以北に夏鳥として渡来して繁殖する。
■福岡での事例
福岡では旅鳥として、春秋の渡りの時期に通過する。
【室見川】野生の広場、矢倉橋で観察。
【今津】今宿野外活動センターで観察。

【2】オス。腰は白い。2005.6.29北海道苫小牧市にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICON COOLPIX7900。

【3】オス。2005.6.26北海道苫北広島市にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICON COOLPIX7900。

【4】メス。2005.6.29北海道苫小牧市にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICON COOLPIX7900。

【5】メス。2001.6.21北海道苫小牧市にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【6】オス第1回冬羽?。嘴基部が淡い。2002.10.5室見川矢倉橋にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【7】オス第1回冬羽?。嘴基部が淡い。2002.10.5室見川矢倉橋にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【8】メス第1回冬羽?。嘴基部が淡い。2002.10.5室見川矢倉橋にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【9】メス第1回冬羽?。嘴基部が淡い。2011.10.5室見川野生の広場にて撮影。 Nicon D90+AF-S DX NIKKOR 300mm ED+TC-20EII。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
※禁無断転載
2011.10.9改