スズメ目ホオジロ科ホオジロ属
order PROCELLARIIFORMES Family EMBERIZIDAE EMBERIZA

キマユホオジロ(黄眉頬白)Emberiza chrysophrys Yellow-browed Bunting

L15〜16cm
少ない旅鳥
草地・農耕地・林縁
【1】オス。2006.4.30長崎県対馬市にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICON COOLPIX7900
黄色い眉が目立つホオジロ類。
■形態
雄夏羽は額からの頭側線、過眼線から頬、顎線が黒く、眉斑は黄色い。頭央線、眉斑後方、耳羽後方の斑、外頬線は白い。眼の下の縁に沿って黄色の線がある。嘴は肉色で、上嘴は黒っぽい。背から上尾筒は茶褐色で黒褐色の縦斑がある。翼は黒褐色で風切の羽縁は茶褐色。大・中雨覆の羽先には白斑があり、2本の翼帯となる。尾は黒褐色で外側尾羽2対に白斑がある。中央尾羽は茶褐色。喉から下は白くで、胸から脇に黒褐色の縦斑がある。足は肉色。
雌夏羽は全体に淡く、頭側線、過眼線から頬、顎線等が黒褐色。
冬羽では雌夏羽に似る。
■採餌
地上をはね歩き、イネ科の植物の実などを啄む。
■鳴き声
地鳴きは「チッ」。
■亜種
亜種はない。
■分布
ロシアのバイカル湖北部で繁殖し、中国中部、南東部で越冬する。日本では少ない旅鳥、または数少ない冬鳥として全国で記録がある。日本海側の島嶼では春秋の渡りの季節に毎年記録される。
■福岡で観察できる場所及び時期
福岡では少ない旅鳥として記録がある。

【2】オス。2006.4.30長崎県対馬市にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICON COOLPIX7900

【3】オス。腰は茶褐色で、頭央線は白い。2005.4.23長崎県対馬市にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990

【4】メス。2006.4.29長崎県対馬市にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICON COOLPIX7900

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2014.02.08改