スズメ目イワヒバリ科カヤクグリ属
order PASSERIFORMES Family PRUNELLIDAE PRUNELLA

カヤクグリ(茅潜)Prunella rubida  Japanese accentor

L14cm
留鳥又は冬鳥
高山帯
【1】2012.2.17宮崎県諸塚村にて撮影。Nicon D90+AF-S DX NIKKOR 300mm ED。
高山帯で繁殖する日本固有の黒褐色の小鳥。
■形態
雌雄同色。頭部は黒褐色で、背から翼は黒く、赤褐色、白色の羽縁がある。腰から尾羽は黒褐色。胸から腹は暗青灰色。下腹から下尾筒は黒褐色。嘴は細く、黒い。足は橙褐色。
■特徴
十数羽から百羽以上の群れをなす。飛翔は波形。
■採餌
雑食性で、地上や樹上で昆虫類、クモ、種子などを食べる。
■繁殖
繁殖期は6~9月。雌がハイマツ、オオシラビソ等の低木の枝上に苔類や枯れ草、小枝などで椀型の巣を作る。産卵は通常2~4個。抱卵日数は約14日。雌が主に抱卵し、雄は餌を運ぶ。巣立ちまでは約13日。
■鳴き声
「チュリ チュリ チュリ チュリリリ ヒリヒリ」等早口でさえずる。
■亜種
亜種カヤクグリ(P.r.rubida)と亜種エゾカヤクグリ(P.r.fervida)の2亜種あるとされたが、現在亜種エゾカヤクグリは亜種カヤクグリのシノニムで、亜種はないとされている。
■分布
日本固有種で、四国徳島県剣山、中国兵庫県氷ノ山、本州中部以北から南千島で繁殖し、冬季になると本州、四国、九州で越冬する
■福岡での事例
福岡では少ない冬鳥として記録がある。

【2】2012.2.17宮崎県諸塚村にて撮影。Nicon D90+AF-S DX NIKKOR 300mm ED。

【3】2012.2.17宮崎県諸塚村にて撮影。Nicon D90+AF-S DX NIKKOR 300mm ED。

【4】2012.2.17宮崎県諸塚村にて撮影。Nicon D90+AF-S DX NIKKOR 300mm ED。

【5】2012.2.17宮崎県諸塚村にて撮影。Nicon D90+AF-S DX NIKKOR 300mm ED。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2013.2.21