スズメ目ホオジロ科ホオジロ属
order PROCELLARIIFORMES Family EMBERIZIDAE EMBERIZA

ホオアカ(頬赤)Emberiza fukata Chestnaut-eared Bunting

L16cm W23cm
留鳥又は漂鳥
草地・農耕地・河原
【1】夏羽。2010.5.23北九州市平尾台にて撮影。Nicon D90+AF-S DX NIKKOR 300mm ED+TC-17EII。
頬が赤褐色で、胸に二本の帯があるホオジロ類。
■形態
雌雄ほぼ同色。雄は額から後頸は青灰色で、黒い縦斑があり、耳羽は赤褐色で、顎線は黒、外頬線は白い。下面は白く、胸に黒のT字の帯と赤褐色の2本の横帯がある。
冬羽では全体が淡色になり、下面は褐色味が強くなる。
■特徴
日本に普通に生息するホオジロ類の中では、一番背丈の低い草原に生息する。
■採餌
地上をはね歩き、イネ科の植物の実などを啄む。
■繁殖
産卵期は5〜7月で草の根元などにイネ科の植物の茎などで椀型の巣を作る。通常3〜6個産卵する。
■鳴き声
「チョッチチチロチ」等と短く平らな調子で囀る。地鳴きは小さな声で「チッ、チッ」と1音ずつ区切る。
■亜種
日本に分布するのは亜種ホオアカ(E.f.fucata)。
■分布
中国東北部、ウスリーからヒマラヤにかけて分布する。日本では北海道から本州北部では夏鳥、本州西南部からから九州までは留鳥、西南諸島では冬鳥として分布する。
■福岡で観察できる場所及び時期
福岡では留鳥だが、繁殖期は高原などで見られ、平地では冬期に多く見られる。
【今津】周辺の農耕地。

【2】夏羽。2004.6.13北九州市平尾台にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX4500。

【3】夏羽。2004.6.13北九州市平尾台にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX4500。

【4】2001.11.8今津田尻農耕地にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【5】冬羽。胸の茶色が薄いのでメスかもしれない。2003.1.16今津田尻にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2014.02.10改