スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属
order PROCELLARIIFORMES Family PARIDAE PARUS

ヒガラ(日雀)Parus ater Coal Tit

L10cm
留鳥
山地から亜高山の林
【1】2011.3.6宮崎県高鍋市にて撮影。 Nicon D90+AF-S DX NIKKOR 300mm ED+TC-17EII。
ツピンツピンと鳴く針葉樹に多いカラ類。
■形態
雌雄同色。額から後頭まで黒く、頭頂に短い冠羽があり、頬は白い。背からの上面は青灰色で、大雨覆と中雨覆の羽先は白く2本の翼帯となる。喉から胸は三角形上に黒く、胸からの下面は汚白色。口馬借録、脚も黒い。
冬羽では下面が黄褐色味を帯びる。
■特徴
冬場は他のカラ類と混群を作る。
■採餌
針葉樹の枝先の茂みの中を移動して、昆虫やクモなどを捕らえる。
■繁殖
産卵期は5〜7月で、針葉樹林の樹洞やキツツキの古巣などに蘚類を材料として椀型の巣を作る。通常5〜8個産卵し、抱卵日数は約15〜16日。
■鳴き声
囀りは「ツピンツピン」「チョピンチョピン」で、早口で鳴く。地鳴きは「チー」「ツイツイ」
■亜種
日本に分布するのは亜種ヒガラ(P.a.insularis)。
■分布
ユーラシア大陸の温帯から亜寒帯に広く分布する。日本でも屋久島以北に分布する。
■福岡での事例
福岡でも留鳥だが、標高の高い山にしか分布していない。
【背振山】福岡市内では唯一冬場背振山で見られる。

【1】2011.3.6宮崎県高鍋市にて撮影。 Nicon D90+AF-S DX NIKKOR 300mm ED+TC-17EII。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2011.3.11