スズメ目ヒバリ科ハマヒバリ属
order PASSERIFORMES Family ALAUDIDAE EREMOPHILA

ハマヒバリ(浜雲雀)Eremophila alpestris Horned Lark

L16~17cm
まれな冬鳥
草地・農耕地・砂浜
【1】2012.11.16今津工場裏にて撮影。Nicon D90+AF-S DX NIKKOR 300mm ED+TC-17EII。
黄色と黒の顔と側頭線の角状の冠羽が特徴的なヒバリ類。
■形態
雌雄同色。夏羽では頭頂からの上面は淡褐色で、尾羽は中央一対以外は黒い。顔は淡い黄色で、側頭線は黒く、後方が黒い角状の冠羽となる。過眼線と嘴基部から頬までが黒い。胸に黒い帯があり、下面は汚白色。嘴はやや太く鉛色、足は黒褐色。
冬羽では顔の黄色味や黒色が淡くなり、頭側線の冠羽は目立たたくなる。
■繁殖
ツンドラ等の岩陰の地面の窪みに、枯れ草や植物の茎などを使って椀状の巣を作り、動物の毛や植物の繊維を敷く。通常2~7個産卵し、抱卵期間は10〜14日。抱卵は雌のみが行う。
■鳴き声
「ピリ ピリ」「チュイ チュイ」
■亜種
詳細不明。
■分布
ユーラシア大陸から北米大陸の極地と、モロッコ、トルコから中国北部、メキシコなどで繁殖し、極地のものは冬季南下する。日本にはまれな冬鳥として北海道、本州、九州、対馬、トカラ列島中之島で記録がある。
■福岡での事例
福岡では2012年に初めて記録された。
【今津】2012年11月16日工場裏で観察された。

【2】胸の黒斑が目立つ。1と同一個体。2012.11.16今津工場裏にて撮影。Nicon D90+AF-S DX NIKKOR 300mm ED+TC-17EII。

【3】草の実をついばむ。1と同一個体。2012.11.16今津工場裏にて撮影。Nicon D90+AF-S DX NIKKOR 300mm ED+TC-17EII。

【4】尾羽中央は淡褐色。1と同一個体。2012.11.16今津工場裏にて撮影。Nicon D90+AF-S DX NIKKOR 300mm ED+TC-17EII。

【5】尾羽は中央1対以外は黒く、最外羽は羽縁が白い。1と同一個体。2012.11.16今津工場裏にて撮影。Nicon D90+AF-S DX NIKKOR 300mm ED+TC-17EII。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
※禁無断転載
2013.1.2改