スズメ目ムクドリ科ムクドリ属
order PASSERIFORMES Family STURNIDAE STURNUS

ギンムクドリ(銀椋鳥)
Sturnus sericeusRed-billed Starling

L24cm
少ない冬鳥
農耕地・草地・林縁・市街地
【1】オス。2008.2.1沖縄県豊見城町にて撮影。Nicon D2H+AF-S NIKKOR ED 300mm+TC-17EII。
嘴と脚がオレンジ色で、頭部が淡黄褐色のムクドリ類。
■形態
雄は頭部が淡い黄褐色で、背からの上面は灰色で、腰は灰白色、風切や尾羽は黒褐色で緑色や紫色の光沢がある。初列風切基部に大きな白班がある。下胸から腹は灰白色で、下尾筒は白色。嘴は赤橙色で先端が黒く、脚は橙色。虹彩は暗褐色。
雌は全体に褐色味が強い。
■鳴き声
地鳴きはムクドリより甲高く、「ギュルル」「キョッ キョッ」と鳴く。
■亜種
亜種はない。
■分布
中国南東部に分布し、一部はベトナム北部で越冬。日本では少ない冬鳥として渡来し、南西諸島や日本海側の離島での記録が多いが本州、九州でも記録がある。近年石垣島や与那国島では毎年越冬する。
■福岡での事例
福岡では少ない冬鳥。
【糸島市】糸島高校東側の農地で観察。

【2】メス。2008.2.1沖縄県豊見城町にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+Turbo Adaptar+NICON COOLPIX7900。

【3】メス。ムクドリの群に混じっていた。2010.12.30糸島市にて撮影。Swarovski ATM 65HD(30×SW)+Turbo Adaptar+NICON COOLPIX P6000。

【4】メス。3と同一個体。2010.12.30糸島市にて撮影。Swarovski ATM 65HD(30×SW)+Turbo Adaptar+NICON COOLPIX P6000。

【5】飛ぶと翼の白班が目立つ。2008.2.1沖縄県豊見城町にて撮影。Nicon D2H+AF-S NIKKOR ED 300mm+TC-17EII。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2011.04.14改