コウノトリ目コウノトリ科コウノトリ属
order CICONIIFORMES Family CICONIIDAE CICONIA

ナベコウ(鍋鸛)
Ciconia nigra Black Stork

L95〜100cm W165〜180cm
迷鳥
河川・湿地・水田・湖沼
【1】成鳥。換羽して金属光沢が鮮やか。2018.3.15長崎県諫早干拓にて撮影。
嘴が赤く、上面が黒い、コウノトリ類。
■形態
雌雄同色。頭部からの上面は黒色で、頭部から頸にかけて緑色や赤紫の金属光沢がある。胸から下尾筒までの下面は白い。黒い翼下面も脇から下雨覆が白い。嘴は赤く、目の周囲は赤く裸出し、虹彩は黒。脚は赤い。
年に一度春に完全換羽を行うため、冬季は羽が摩耗し、上面の金属光沢が鈍くなる。
幼鳥は頭部からの黒い部分が光沢がなく褐色味を帯びる。嘴や脚も灰褐色。
■採餌
草地や水辺を歩きながらカエル、魚や昆虫等を捕らえる。
■亜種
亜種はない。
■分布
ユーラシア大陸の温帯から亜寒帯とアフリカ南部で繁殖し、冬季はアフリカ中部、南部、中央インド、中国南部に渡る。日本では全国で迷鳥として記録がある。
■福岡での事例
福岡でも迷鳥として記録がある。
【津屋崎】2009年に幼鳥の記録がある。

【2】成鳥。1と同一個体。換羽して金属光沢が鮮やか。2018.3.15長崎県諫早干拓にて撮影。

【3】成鳥。摩耗して金属光沢は鈍い。2012.1.31長崎県諫早干拓にて撮影。

【4】成鳥。3と同一個体。摩耗して金属光沢は鈍い。2012.1.31長崎県諫早干拓にて撮影。

【5】金属光沢がないので亜成鳥?。2010.1.16長崎県諫早干拓にて撮影。

【6】幼鳥。2012.1.31長崎県諫早干拓にて撮影。

【7】幼鳥。2010.1.29長崎県諫早干拓にて撮影。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2018.3.26改