キジ目キジ科ウズラ属
order GALLIFORMES Family PHASIANIDAE COTURNIX

ウズラ(鶉) 
Coturnix japonica Japanese Quail

L20cm
留鳥又は冬鳥
背丈の低い草原、牧草地
【1】メス。2010.04.13熊本県産山村にて撮影。Nicon D90+AF-S DX NIKKOR 70-300mm ED VR。
卵は知っていても、なかなか姿を見ることが出来ない尾の短いキジ類。
■形態
雄は頭部からの上面が赤褐色で、黒い斑があり、淡黄褐色の長い縦斑、短い横斑がある。眉斑は黄白色で、頬と喉は赤褐色。胸からの下面は淡黄褐色で、胸と脇に白い縦斑がある。嘴は黒く短い。虹彩は暗褐色。脚は肉色。
雌は全体に赤味が少なく、喉も白っぽい。
■特徴
人が近づいても草の根元にじっと身を伏せたままで、至近距離になった時ブルルと羽音を立てて飛ぶ。
■採餌
地上を歩きながら、草の実、穀類、クモ、昆虫などを食べる。
■鳴き声
「グワーグワー」等大きく濁った声で鳴き、雌は「ピッピーッ」等可愛い小さな声で鳴く。
■亜種
亜種はない。
■分布
モンゴル北部、バイカル湖、アムール、ウスリー、中国北部で繁殖し、朝鮮半島、中国南部、インドシナで越冬する。日本では本州中部以北で留鳥として繁殖し、本州中部以南では冬鳥として渡来する。
■福岡での事例
福岡でも冬鳥として観察されるが、少ない。
【今津】田尻農耕地で冬季観察された。
【小呂島】11月に崖上の草地で観察。

【2】メス。1と同一個体。2010.04.13熊本県産山村にて撮影。Nicon D90+AF-S DX NIKKOR 70-300mm ED VR。

【3】メス。1と同一個体。2010.04.13熊本県産山村にて撮影。Nicon D90+AF-S DX NIKKOR 70-300mm ED VR。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2017.03.23改