カモ目カモ科ツクシガモ属
order ANSERIFORMES Family ANATIDAE TADORNA

ツクシガモ(筑紫鴦)Tadorna tadorana Common Shelduck

L58〜67m W110〜133cm
冬鳥
干潟
【1】メス。2007.3.20室見川野生の広場横。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+Nicon COOLPIX7900。
雌雄とも同じきれいな色彩の大型カモ。
■形態
雌雄ほぼ同色。頭と頸は緑光沢のある黒色。頸から下は白く、背から胸にかけて赤褐色の太い帯があり、肩羽は黒い。初列風切、初列雨覆も黒く、三列風切は赤褐色。次列風切(翼鏡)は緑色。尾は白く先端が黒い。胸中央から腹へ黒線があり、下尾筒は褐色味を帯びる。嘴は赤、脚はピンク色。
雄は繁殖期に上嘴の基部に瘤があらわれる。
若鳥は全体に色が鈍く、次列風切先端が白い。
■特徴
一定の場所に集まって換羽する習性があり、渡りのルートも特殊。
■採餌
巻き貝、二枚貝、甲殻類、小魚等を食べる。
■鳴き声
雄は「ガッガッガ ガガァー」等と鳴く。
■亜種
亜種はない。
■分布
ヨーロッパ中部から北部、アジア中央部で繁殖し、ヨーロッパ南部、アフリカ北部、インド北部、中国東南部で越冬する。日本には冬鳥として北部九州を中心として、西日本に渡来する。東日本では少ない。
■福岡での事例
福岡では冬鳥で10〜3月頃見られる。
【室見川】2007年3月に雌個体1羽が野生の広場横で観察された。
【今津】河口で観察。
【和白】干潟で観察。
【北九州市曽根干潟】干潟で観察。

【2】オス。2003.3.12北九州曽根干潟にて撮影。Swarovski ATS65HD(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【3】メス。2002.1.9和白唐原川河口にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【4】2012.1.2今津瑞梅寺川河口にて撮影。Swarovski ATM 65HD(30×SW)+Turbo Adaptar+NICON COOLPIX P300。

【5】若鳥。2002.1.24和白唐原川河口にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2008.12.11改