カモ目カモ科マガン属
order ANSERIFORMES Family ANATIDAE ANSER

サカツラガン(酒面雁)
Anser cygnoides Swan Goose

L81〜94cm W165〜185cm
稀な冬鳥又は旅鳥
湖沼・農耕地
【1】2006.1.8佐賀県佐賀市にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICON COOLPIX7900。
日本産ガン類で一番大きく、頸も一番長い。
■形態
雌雄同色。額から後頸までが茶褐色、顔から頸は薄茶で、喉は白い。背からの上面は黒褐色で白い羽縁がある。腰は灰色味があり、上尾筒は白い。尾羽は最外側の尾羽は白く、他は黒褐色で先端が白い。胸から下は淡褐色で、脇は褐色味が強い、下腹から下尾筒は白い。嘴は黒く、基部に細い白線がある。脚はオレンジ色。
■鳴き声
「ガハン、ガハン」と鳴く。
■亜種
亜種はない。
■備考
家禽のシナガチョウはサカツラガンを原種としている。
■分布
アムール川流域からモンゴルにかけて繁殖し、冬期は中国南西部で越冬する。日本では以前では東京湾で100羽程の群れが見られたことがあるが、現在では稀な冬鳥または旅鳥として西日本を中心に渡来する。
■福岡での事例
福岡でも稀な冬鳥として記録がある。

【2】2006.1.8佐賀県佐賀市にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICON COOLPIX7900。

【3】2006.1.8佐賀県佐賀市にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICON COOLPIX7900。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2008.12.11改