カモ目カモ科コブハクチョウ属
order ANSERIFORMES Family ANATIDAE CYGNUS

オオハクチョウ(大白鳥)Cygnus cygnus Whooper Swan

L140〜165cm W218〜243cm
冬鳥
湖沼・内湾・河川
【1】2002.11.14室見川外環室見橋上流にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。
長い首を伸して優雅に飛ぶ白くて大きい白鳥類。
■形態
雌雄同色。全身は白い。頭や頸に褐色味を帯びる個体もいる。嘴の先端は黒く、基部は黄色で、黄色部は三角形に尖っている。脚は黒い。
幼鳥は全身が灰褐色。嘴の基部はピンク色味を帯びた白色で、徐々に黄色くなる。
■特徴
つがいとその幼鳥の家族単位で行動し、その集合で大きな群れを作る。
■採餌
長い頸を水中に突っ込み、内湾ではアマモ、湖ではアシ、ガマ等の水生植物の根や茎などを食べる。
■繁殖
水辺の地上や浅瀬に、枯草などで巣を作る。通常5〜6個産卵する。
■鳴き声
大きな声で「コォー、コォー」と鳴き交わす。飛翔中は「グァン」と少し濁った声で鳴く。
■亜種
亜種はない。
■分布
ユーラシア大陸の亜寒帯で広く繁殖し、ヨーロッパ、カスピ海沿岸、中国東部、朝鮮半島で越冬する。日本には本州以北に冬鳥として渡来する。
■福岡での事例
福岡では稀な冬鳥として冬季に観察される。
【室見川】2002年11月外環室見橋上流で観察された。
【今津】河口干潟で観察された。
【和白】干潟、人工島で観察されている。

【2】2007.10.10今津二つ池にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+Turbo Adaptar+NICON COOLPIX7900。

【3】この時は3羽で渡来した。2002.11.16室見川外環室見橋上流にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【2】脚は黒い。2007.2.2北海道様似町様似川にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+Turbo Adaptar+NICON COOLPIX7900。

【3】嘴の黄色は先端が尖る。2002.11.16室見川外環室見橋上流にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【2】幼鳥。2001.12.28那珂川町にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
※禁無断転載
2008.12.11改