カモ目カモ科ハクチョウ属
order ANSERIFORMES Family ANATIDAE CYGNUS

コブハクチョウ(瘤白鳥)
Cygnus olor Mute Swan

L125〜160cm,W200〜238cm
留鳥
湖沼・河川
【1】成鳥。籠抜け個体と言われている。2009.5.18糸島市長野川河口にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+Turbo Adaptar+NICON COOLPIX7900。
野生渡来のものなのか、よく分からない白鳥類。
■形態
雌雄同色。全身が白く、嘴は赤橙色で基部の瘤と目先は黒い。鼻孔は嘴基部寄りにあり黒い。足も黒い。
若鳥は赤橙色の嘴が黒味を帯びて、全身も灰黒色みを帯びる。
幼鳥は全身が灰褐色で、瘤はほとんどない。
■鳴き声
「アワー」「バァワー」と鳴く。
■亜種
亜種はない。
■分布及び観察できる時期
ヨーロッパ中部、西部、モンゴル、バイカル湖東部、ウスリーで繁殖し、アジアのものは中国東部、朝鮮半島で越冬する。
日本では1933年に八丈島で野生種の観察例がある。北海道大沼、ウトナイ湖などで繁殖し、茨城県霞ヶ浦、北浦に渡る個体の中に野生種がいるかどうか不明。
■福岡で観察できる場所及び時期
福岡での観察例は籠抜けなのか不明。
【今津】2007.2、2014.2瑞梅寺川河口にて若鳥が観察される。
【大濠公園】2006より同一個体が和白、志賀島等でも観察された。

【2】成鳥。籠抜け個体と言われている。2006.3.13志賀島にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+Nicon COOLPIX7900。

【3】2001.6.22北海道苫小牧市美々川にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+Nicon COOLPIX990。

【4】若鳥。2007.2.6今津瑞梅寺川河口にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+Nicon COOLPIX7900。

【5】雛。2001.6.21北海道苫ウトナイ湖にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+Nicon COOLPIX990。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2014.02.17改