カモ目カモ科マガン属
order ANSERIFORMES Family ANATIDAE ANSER

カリガネ(雁金)Anser erythropus Lesser White-fronted Goose

L58cm
少ない冬鳥
湖沼・農耕地
【1】成鳥。1と同一個体。2012.1.16熊本市江津湖にて撮影。Nicon D90+AF-S DX NIKKOR 300mm ED。
黄色いアイリングと額の白が目立つ、小型のガン類。
■どんな鳥
雌雄同色。成鳥は頭部からの上面が暗褐色で、背や翼に淡色の羽縁がある。嘴基部から額、頭頂近くまで白色部がある。上尾筒は白く、尾は黒褐色で外側尾羽と先端は白い。胸からの下面はやや淡く、腹に黒い横斑がある。下尾筒は白い。嘴は短く桃色で、先が白い。アイリングは黄色。足は橙色。
幼鳥は額から嘴基部周辺の白色部がほとんど無くなく、腹部の黒斑もない。
■特徴
日本では、マガンやヒシクイの群の中に、1〜数羽が混じっているところを観察される事が多い。
■採餌
稲の落ち穂などの植物性の餌を食べる。
■鳴き声
「キーキー」「キューキュー」と鳴く。
■亜種
亜種はない。
■分布
ユーラシア大陸の寒帯で繁殖する。日本ではごく少ない冬鳥として主に本州に渡来し、宮城県伊豆沼などで越冬する。
■福岡で観察できる場所及び時期
福岡では迷鳥として記録がある。
【今津】2008年4月に河口干潟、周辺農地で観察された。

【2】1と同一個体。2012.1.16熊本市江津湖にて撮影。Nicon D90+AF-S DX NIKKOR 300mm ED+TC-17EII。

【3】1と同一個体。2012.1.16熊本市江津湖にて撮影。Nicon D90+AF-S DX NIKKOR 300mm ED+TC-17EII。

【4】1と同一個体。2012.1.16熊本市江津湖にて撮影。Nicon D90+AF-S DX NIKKOR 300mm ED+TC-17EII。

【5】2004.1.14長崎県諫早干拓地にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX4500。

【6】若鳥?2008.4.13今津田尻農耕地にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICON COOLPIX7900。

【7】6と同一個体。2008.4.13今津田尻農耕地にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICON COOLPIX7900。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
※禁無断転載
2008.12.11改