カモ目カモ科ススガモ属
order ANSERIFORMES Family ANATIDAE AYTHYA

ホシハジロ(星羽白)Aythya ferina Common Pochard

L42〜49cm W72〜82cm
冬鳥
河川・湖沼・内湾
【1】オス。2006.2.20香椎浜にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICONCOOLPIX7900。
海に出ることは少ない、頭の赤茶色が目立つ中型の海ガモ。
■形態
雄は頭部は赤茶色で、胸は黒い。背と腹は灰色で、黒褐色の細かい模様がある。上尾筒、下尾筒共に黒い。嘴は黒く、途中が灰白色。虹彩は赤。
雌は頭と胸が褐色で、喉は淡い。背と腹は灰褐色で、腰や上尾筒、下尾筒は褐色味が強い。白いアイリングがあり、目先や目の後方に淡色の線がある。虹彩は暗褐色。
エクリプスは繁殖羽より色が鈍い。
■採餌
他の海ガモに比べ植物質のものをよく捕り、水草の葉や茎を食べる。
■鳴き声
あまり鳴かない。雄はヒドリガモに似た「フィョー」、雌は濁った声で「グァァァー」と鳴く。
■亜種
亜種はない。
■分布
ヨーロッバ中東部から、バイカル湖周辺の亜寒帯で広く繁殖し、ヨーロッパ、北アフリカ、中近東、インド、中国東部で越冬する。日本では北海道東部での繁殖記録があるが、ほとんどが冬鳥として飛来。
■福岡での事例
福岡では冬鳥で10〜4月頃。何故か雄の方が圧倒的に多い。
【室見川】河口。
【今津】三角池等。
【和白】海上。
【大濠公園】園内の池。堀端など。

【2】オス。2006.2.20香椎浜にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICONCOOLPIX7900。

【3】メス。2002.2.8東京都不忍池にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【4】メス。2002.2.8東京都不忍池にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【5】腹まで細かい模様があるので、メス第1回冬羽?2006.2.20香椎浜にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICONCOOLPIX7900。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2008.11.22改