カモ目カモ科ホオジロガモ属
order ANSERIFORMES Family ANATIDAE BUCEPHALA

ホオジロガモ(頬白鴨)Bucephala clangula Common Goldeneye

L42〜50m W65〜80cm
冬鳥
内湾・湖沼・河川
【1】オス。2011.2.22福岡市御島にて撮影。Swarovski ATM 65HD(30×SW)+Turbo Adaptar+NICON COOLPIX P6000。
頭が三角形のおにぎりのように見える、通称おにぎりガモと呼ばれる海カモ類。
■形態
雄の頭部は緑色の光沢のある黒で、短めの黒い嘴の基部に白い楕円形の大きな斑があり、非常に目立つ。胸と腹は白く、背や尾は黒い。光彩は黄色。足はオレンジ色。
雌の頭部は褐色で、白い首輪があり、体は褐色から灰褐色。嘴は黒く先端はオレンジ色。全体がオレンジ色の個体もいる。
■特徴
身軽く少しの助走で水面から飛び立つことができる。
■採餌
海に潜り貝類、甲殻類、小魚、水棲昆虫などの動物質を主に餌とするが、水草などの食べることがある。
■繁殖
森林の樹洞に営巣し、通常8〜11個産卵する。巣箱を利用する事もあるという
■鳴き声
越冬地の日本では鳴き声は殆ど聞かれない。羽音は「フィフィフィフィ」という細かな音。繁殖地では「チャッピィー」「ビィービィー」と鳴くといわれる。
■亜種
亜種はない。
■分布
ユーラシアと北米大陸の亜寒帯で広く繁殖し、ヨーロッパ中部、カムチャッカから中国東部、アリューシャン列島、米国などで越冬する。日本には九州以北に冬鳥として渡来するが、北日本に多い。
■福岡での事例
福岡では冬鳥として11〜3月に観察される。
【室見川】河口から室見大橋間で雌を観察。
【今津】瑞梅寺川河口の今津大橋周辺で観察。
【名島】海上で観察。
【和白】奈多から雁の巣にかけての海上で観察。

【2】1と同じ個体。オス。2011.2.22福岡市御島にて撮影。Swarovski ATM 65HD(30×SW)+Turbo Adaptar+NICON COOLPIX P6000。

【3】オス。2005.1.24福岡市名島にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【4】3と同じ個体。足はオレンジ色。オス。2005.1.24福岡市名島にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

【5】メス。2006.2.13室見川愛宕にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICON COOLPIX7900。

【5】オス第1回冬羽。嘴が全部黒い。2010.1.18福岡市御島にて撮影にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+Turbo Adaptar+NICON COOLPIX P6000。

【6】オス第1回冬羽。雨覆の白色部が出てきている。2005.1.29福岡市名島にて撮影にて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
※禁無断転載
2011.9.8改