カモ目カモ科エジプトガン属
order ANSERIFORMES Family ANATIDAE ALOPOCHEN

エジプトガン(埃及雁)
Alopochen aegyptiacus Egyptian goose

L65cm W140〜160cm
外来種
湖沼・河川・公園
【1】飼育個体。2004.03.29鹿児島市平川動物園にて撮影。Nicon E4300。
フォアグラの起源と考えられているエジプト原産のガン類。
■形態
雌雄同色。頭部は白く嘴基部と目の周囲に茶褐色の斑があり、目の後ろから頸は灰褐色味があり、頸の中ほどに茶褐色の輪状の斑がある。輪状の斑から下の上面下面ともに灰褐色。翼は初列雨覆から初列風切等は黒く、小雨覆から大雨覆は白く黒い線が一本ある。次列風切も黒く緑色金属光沢があり、三列風切は灰茶褐色。尾羽も黒い。翼下面は白く、風切や下初列雨覆は黒い。嘴は赤く先端は黒。虹彩はオレンジ色。脚は赤く、水かきがある
■採餌
雑食性。河川や沼等で草、種子、果実、昆虫、甲殻類等を食べる。
■繁殖
樹洞、岩の隙間、草原等に営巣する。通常6〜12(平均7)個産卵し、抱卵期間は約30日。
■鳴き声
「ガアァ ガアァ」等と鳴く。
■亜種
亜種はない。
■分布
エジプトナイル川以南のアフリカに広く分布する。日本では愛玩用の飼育個体が逃げ出して野生化している。新潟、東京、千葉、滋賀等で記録がある。
■福岡での事例
福岡では記録は不詳。
室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2017.06.17