カモ目カモ科アカハシハジロ属
order ANSERIFORMES Family ANATIDA NETTA

アカハシハジロ(赤嘴羽白)
Netta rufina Red-crest Pochard

L53〜57cm W84〜88cm
まれな冬鳥
河川・湖沼
【1】雄、飼育個体。2010.03.30香港九龍公園にて撮影。Swarovski ATM 65HD(30×SW)+Turbo Adaptar+NICON COOLPIX P6000。
赤褐色の丸い頭と赤い嘴が特徴的な大型の海ガモ。
■形態
雄は頭部は赤橙色で、背は灰褐色で上尾筒は黒い。飛翔時白い風切が幅広い翼帯となる。頚から胸にかけてと下尾筒は黒く、他の体下面は白い。嘴は赤く、嘴爪は黒い。途中が灰白色。虹彩は赤。
雌は全身が褐色で、頬と喉は白い。飛翔時白い風切が幅広い翼帯となる。嘴は黒く嘴爪を除く先端付近のみが赤い。脚はオレンジ色。
エクリプスは雌に似るが嘴は赤い。
■採餌
潜水して採餌をする。
■鳴き声
「ギィ」「ピィィッ」と鳴く。
■亜種
亜種はない。
■分布
ヨーロッバから中央アジアにかけて繁殖し、地中海沿岸、北アフリカ、ペルシャ湾岸からインドで越冬する。日本にはまれな冬鳥として渡来し、本州、四国、九州、沖縄島、宮古島で記録がある。
■福岡での事例
福岡でもまれな冬鳥。
【大濠公園】1992年2月オス個体が観察された。
【多々良川】2012年11月雌個体が観察された。

【2】雌。2012.11.16福岡市東区多々良川にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICON V1。

【3】雌。2と同一個体。2012.11.16福岡市東区多々良川にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICON V1。

【4】雌。2と同一個体。2012.11.16福岡市東区多々良川にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICON V1。

【5】風切は白い。2と同一個体。2012.11.16福岡市東区多々良川にて撮影。Swarovski ATS 65HD(30×SW)+turobo Adaptar+NICON V1。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2017.03.30改