カイツブリ目カイツブリ科カンムリカイツブリ属
order PODICIPEDIFORMES Family PODICIPEDIDAE PODICEPS

ミミカイツブリ(耳鳰)Podiceps auritus Horned Grebe

L31〜38cm W59〜65cm
冬鳥
海上・港湾・湖沼
【1】冬羽。2002.12.11室見川河口マリナタウンにて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。
ハジロカイツブリに似た、目が赤いカイツブリ。
■形態
雌雄同色。夏羽では頭部と背、肩羽にかけてが黒く、目先と頸から胸が赤褐色。目の後ろに金色の飾り羽が目立つ。腹から下は白い。嘴は黒く、まっすぐ。虹彩は赤く、目から下嘴基部は細く、赤い皮膚が裸出する。水かきのある足は黒い。
冬羽では目の後の飾り羽がなく、顎から横頸が白くなり、目の位置から上下で白黒はっきり別れる。喉から下は白い。嘴は鉛色。
■亜種
日本には亜種ミミカイツブリ(P.a.auritus)が渡来する。
■分布
北半球の亜寒帯で広く繁殖し、北ヨーロッパ、黒海、カスピ海、東アジア、アリューシャン列島から北米西岸、北米東岸で越冬する。
日本には冬鳥として九州以北に渡来する。
■福岡での事例
福岡では冬鳥だが稀。10〜3月。
【室見川】河口マリナタウン堤防内で観察。

【2】冬羽。2002.12.11室見川河口マリナタウンにて撮影。Leica APO-TELEVID77(20-60ZOOM)+NICON COOLPIX990。

室見川の野鳥版「デジタル野鳥図鑑」
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2008.11.04改